G大阪の長沢駿(奥)はチーム最多タイの6得点を記録。多彩な攻撃パターンを仕上げる役割を担う [写真]=J.LEAGUE PHOTOS
■ガンバ大阪 “点を取る形”は作れている、あとはフィニッシュの精度だけ
【プラス材料】
7月以降、リーグ戦6試合を戦って2勝1分3敗と黒星が先行するなど、苦戦を強いられている。敗れた清水と甲府、引き分けた広島はいずれも下位に甘んじているチームだけに、状況は深刻だ。ただ、第19節のC大阪戦のように、先制される展開になっても焦れずに戦い、逆転に持っていける力がついてきたのは大きな強みと言える。広島戦は最終的に同点に追いつかれたものの、様々な攻撃パターンを織り交ぜながら“点を取る形”が作れていた。あとはそれをゴールに繋げるだけだ。
先発には広島戦でPKによるゴールを挙げたアデミウソンと、チーム最多タイの6得点を決めている長沢駿を据えたが、途中加入のファン・ウィジョも少しずつコンディションを上げている。ここに約2カ月半ゴールから遠ざかっている倉田秋あたりにゴールが生まれれば、勢いに乗れそうな気配はある。
【マイナス材料】
藤本淳吾に続き、ファビオがけがで離脱。ファビオに関しては大事には至らないようだが、10日の検査結果を受けて結論を出すことになりそう。仮に今節の出場が厳しいとなれば、前節の広島戦に引き続きセンターバックは三浦弦太と金正也が預かることになるだろう。また右サイドバックはオ・ジェソクが出場停止となるため初瀬亮を先発に据えた。つまりは広島戦と同様、若干ながらディフェンスラインの顔ぶれに変化がみられる中で、安定した守備を示せるかもポイントの1つだ。
ここ最近不用意な失点を喫している点、また今季前半戦で磐田に3失点を許して完封負けを喫している点でも、ディフェンスラインのみならずチーム・組織としての守備を徹底することが求められるだろう。
文:totoONE編集部
■ジュビロ磐田 前節は守備が機能し無失点、引き分けるも名波浩監督は手ごたえ
【プラス材料】
リーグ第20節の広島戦で今季最多の3失点を喫した守備陣が、前節仙台戦では安定した守備を披露した。ピンチをほとんど作らず、無失点で引き分け、連敗を阻止した。
仙台戦は出場停止明けの川辺駿とムサエフの存在感が際立った。中盤の底で相手の攻撃の芽を摘み、セカンドボールを次々と回収。3バックも相手のエースであるクリスランに自由を与えず、攻撃時のリスク管理も徹底していた。守備に回る時間はほとんどなく、名波浩監督は「90分間我々のゲームだった」と評価した。
G大阪とは6月に対戦して3-0の圧勝。そこから破竹のリーグ戦6連勝が始まった。6月のG大阪戦の1節前の試合は0-0のスコアレスドローで、今節と同様のシチュエーションだった。攻撃陣が奮起したホーム戦の再現となるか注目したい。
【マイナス材料】
前節仙台戦では、リーグ戦8試合ぶりの無得点に終わった。圧倒的にボールを支配し、シュートも15本打っているだけに不完全燃焼の感は否めない。第20節広島戦も、今季最多21本のシュートを放ちながら2-3で敗れた。チャンスは作れているだけに、ゴール前の精度向上は大きな課題だ。
特にリーグ戦6連勝中に攻撃陣を引っ張った川又堅碁とアダイウトンの元気のなさが気がかり。広島、仙台を相手に得点がなく、2人揃って2試合連続で得点がなかったのは、4試合連続無得点に終わった5月以来初めてのことだ。仙台戦のシュート数は、川又が1本、アダイウトンが2本と少なかったことも不安材料だ。
リーグ戦通算対戦成績では勝ち越しているが、アウェイでは6勝3分13敗と黒星が目立つ。昨季も先制点を奪いながら逆転負けを喫した苦手なアウェイの地で、3試合ぶりの勝利をつかめるか。
文:totoONE編集部
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