ポドルスキ、”古巣”ケルン加入の39歳FWピサーロに触発「僕にも時間が残されている」

　ケルンが元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロを獲得したことに対し、ヴィッセル神戸に所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキがコメントした。ドイツ誌『kicker』日本語版が報じている。

　ケルンはオフェンスのテコ入れとして、今シーズン限りでのピサーロとの契約を発表。ブンデスリーガ第7節、第8節で途中出場を果たした。

　ポドルスキはピサーロについて「彼は39歳。僕にはまだまだ時間が残されているってことだよね」と笑顔で語った。ポドルスキは神戸との契約を2019年まで締結しているが、2019年でもまだ34歳という年齢のため、今のピサーロよりも5歳若い年齢だ。

　ピサーロとポドルスキはバイエルン時代にともにプレーした経験を持っており、「クレバーないいFWだよ。明るい性格の持ち主だしね」と称賛。「ケルンの助けとなるだろうね。マッチした選手だと思うよ」と期待を寄せた。

　ケルンは昨シーズン、25年ぶりとなる欧州の舞台への返り咲きを果たしながらも、今シーズンは開幕から7試合で勝ち点「１」と最下位に低迷。しかしながら「壊滅的とは思わないし、チームはしっかりと戦えている。その姿勢にも問題はない。それだけでいいわけではないけど、いい感覚は感じられるよね」とコメント。

　その一方で、国際舞台ではケルンをはじめとしたブンデス勢が苦戦を強いられているところだが、「そもそも欧州トップクラスにあるのはバイエルンくらいで、ドルトムントは8強入りできるかどうか。それ以外は差が大きいよ」との見方も示している。

　さらに、かつてケルンでプレーし、そしてポドルスキと同様にJリーグでもプレーした、もう1人のベテランFWもピサーロの復帰に触発、古巣に対してラブコールを送った。

　2006～2012年までケルンに在籍し、リーグ戦166試合に出場して74得点をマークした元スロヴェニア代表FWミリヴォイェ・ノヴァコヴィッチだ。ケルンから大宮アルディージャ、清水エスパルス、名古屋グランパスへと渡り歩いた同選手は、2016年にマリボルへと移籍。今年6月には現役引退を発表したが、「無償でも復帰したい。10得点はいけると思うね。3週間をもらえれば、また万全の状態になるよ。用意はできている」と語った。