ポステコグルー氏が横浜FMの新指揮官に [写真]=Getty Images
横浜F・マリノスは19日、来季の監督として、アンジェ・ポステコグルー氏と基本合意したことを発表した。
ポステコグルー氏は1965年生まれの52歳。ギリシャ出身でオーストラリア国籍を持ち、1994年から指導者としてのキャリアを築いてきた。サウス・メルボルンFCではアシスタントコーチと監督を務め、2000年からは年代別オーストラリア代表のコーチやA代表のアシスタントコーチを歴任。2008年からギリシャのパナハイキFCで指揮を執った後、2009年からはブリスベン・ロアーFCを率いて2度のAリーグチャンピオンシップ制覇へ導くなど、実績を残してきた。
そして2013年、メルボルン・ヴィクトリーFCでの指揮を経て、オーストラリア代表の指揮官に就任。2014 FIFAワールドカップ ブラジル出場を果たし、2015年のAFCアジアカップを制覇した。2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選はグループ3位で終え、大陸間プレーオフを突破して本大会出場権を獲得したものの、予選終了後に辞任。新天地に横浜FMを選んだ。
就任にあたってポステコグルー氏は以下のようにコメントしている。
「クラブチームで再び指揮をとれること、そして日本での新たなチャレンジを非常に楽しみにしています。横浜F・マリノスで監督を務めることは私にとって大きな挑戦です。若手選手の成長を促し、全ての選手と共に成功を収めることを目指していきます」
株式会社横浜マリノスの代表取締役社長を務める古川宏一郎氏は、「アンジェ・ポステコグルー氏は、我々の目指す魅力的なサッカーを実現できる監督と考え、来季の指揮官として招へいしました。F・マリノスが目指す選手の育成に関しても、同氏は優れた手腕を持っており、F・マリノスをより高いステージに導くための最良な人選であると確信しています」と期待を寄せている。
横浜FMはポステコグルー氏について、以下のように指導歴を紹介している。
「ポステコグルー氏の出生地はギリシャ、国籍はオーストラリアとなります。クラブとオーストラリア代表双方の監督として優れた実績を残しており、クラブとしてブリスベン・ロアーFCではAリーグ チャンピオンシップを2度制し、Aリーグ最優秀監督賞とAリーグ10周年時に『Australia PFA Manager of the Decade』を受賞しました。同氏はポゼッション志向の魅力あるサッカーをすることで知られていると同時に若手選手の育成にも定評があり、7年間オーストラリアU-17とU-20代表で指導してきました」
「また、2013年にはオーストラリア代表監督に就任すると、2014 FIFAワールドカップ ブラジルの本大会を指揮。2015年にはAFCアジアカップ制し、2018 FIFAワールドカップ ロシアの予選突破を果たすなどハイレベルのパフォーマンスを発揮しました」
今季の明治安田生命J1リーグを5位で終えた横浜FM。天皇杯では準決勝に進出し、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得も見据えている。そして来季、実績十分の新指揮官とともにさらなる躍進を狙う。
【来シーズンの監督に関するお知らせ】
横浜F・マリノスは、来シーズンの監督として、アンジェ ポステコグルー氏と基本合意いたしましたので、お知らせいたします。https://t.co/cMfkULLbte #fmarinos pic.twitter.com/OCfTodgX1o
— 横浜F・マリノス【公式𝕏】 (@prompt_fmarinos) December 19, 2017
By サッカーキング編集部
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