FC岐阜は21日、ファジアーノ岡山からDF竹田忠嗣が完全移籍で加入することを発表した。
現在31歳の同選手はジェフユナイテッド千葉の下部組織出身。2005年にトップチーム昇格を果たし、2008年から岡山に在籍していた。今季は岡山で明治安田生命J2リーグ10試合に出場して、1得点をマーク。岐阜の公式HPでは「ビルドアップ能力に優れ、統率力も高く、攻守に渡りチームに貢献できる経験豊富なディフェンダー」として紹介されている。
同選手は加入に伴い、同HPで以下の通りコメントを発表している。
「ファジアーノ岡山から加入することになりました竹田忠嗣です。FC岐阜というクラブの一員になれることを嬉しく思っています。1日でも早くチームの力になれるよう頑張ります。よろしくお願いします」
一方、岡山の公式HPでは熱い感謝の思いを伝えている。
「このたびファジアーノ岡山を退団し、FC岐阜に移籍することになりました。10年前の夏に、私はサッカー人生をかけて岡山の地に飛びこんできました。プロサッカー選手として何も成し遂げていない私に、思いを託しチャンスを与えてくれたファジアーノ岡山には本当に感謝しています。ありがとうございます」
「当時JFLだったクラブの街に、こんなにも熱気があるのかと驚いた日を、つい先日のことのように思い出します。たくさんの人に出会い、多くのことを経験させてもらいました。そのほとんどは、苦しく辛いものばかりでした。それでもほんの少しの喜びのために、トモニ新しい景色を見るために、多くのサポーターが長年私の背中を押し続けてくれたことが力になり、戦い続けることができました」
「ファジアーノ岡山で過ごした10年間は、私の誇りです。これからもその誇り、そして『たましい』を持って戦い続けたいと思います。きっと50年後、100年後も続いていくこのクラブのDNAの中に、竹田忠嗣という選手がいたということを覚えてくれている人がいたら嬉しいです。本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう」