FC東京の新体制発表記者会見が13日に行われ、大金直樹代表取締役社長、長谷川健太新監督、新加入選手6名が登壇した。
大金氏は、来季は「攻守を支配するFC東京らしいサッカー」を目指してタイトルの獲得を目指していくことを明らかにした。また、20周年記念事業を発表し、これまで以上のクラブの成長、新しい試みを行なっていくという。
昨季限りで現役を引退した石川直宏氏が舞台上に上がり、「FC東京・クラブコミュニケーター」として活動していくことが発表された。具体的にはクラブの中と外を繋ぐ役割を担う。石川は今回の決定に際して以下のようにコメントした。
「新たなチャレンジを今季からしていこうと思います。引退を決意した後に、自分がどうやってクラブの力になれるかを考えました。様々なことをやってみたいと思っていたので、チームとしての『一体感』を目指し、この役職につきました。このクラブからFC東京だけではなく、サッカー全体を盛り上げていきたいです」
さらにサプライズとして、同じく昨季に引退を発表した羽生直剛氏も登場し、強化部のスタッフとして今季戦っていくことを明らかにした。
長谷川監督は来季への意気込みを力強く語った。「非常に可能性があるクラブです。みなさんの期待に応えられるように、クラブが一体となって戦いたいです。シーズンの最後にサポーターの皆さんとともに笑えるように頑張ります。選手には勝利と成長への要求、追求、探求を持って欲しい。優勝してみんなで号泣したいです」
新加入選手たちも来季の決意を口にしている。柏レイソルから加入したブラジル人FWディエゴ・オリヴェイラは「積極的に前で仕掛けて、チームに貢献できるように頑張りたい」、横浜F・マリノスから加入したFW富樫敬真は「点を取ることでチームに貢献します。FC東京らしく、もっと上を目指して戦います」、中央大学から加入のFW矢島輝一は「スクールの頃からお世話になったこのクラブでプロとしてプレーできることを喜んでいます。これから青赤の選手として認められるように励みたいです」と、それぞれ意気込みを語った。