横浜FMのポステコグルー新監督が所信表明「マリノスを恐れるチームに」

横浜F・マリノス

横浜FMが新体制発表記者会見を実施した

 横浜F・マリノスの新体制発表会が14日、横浜市内で行われ、古川宏一郎代表取締役社長、アイザック・ドル チーム統括本部スポーティングダイレクター、アンジェ・ポステコグルー新監督、新加入選手7名が登場した。

 古川社長は、昨シーズンのクラブへの協力を労う言葉を述べながら、2017年を振り返りつつ、新シーズンに向けて「リーグ優勝」と「日産スタジアムでの平均観客動員3万人」という「サッカーと事業の両面で大きな目標にチャレンジしたい」と決意を明らかにした。またスタジアムで感動を届けるための4つの約束として、「家族・仲間と楽しめる時間」、「ココロオドル体験」、「一体感」、「快適な観戦環境」に取り組んでいくという。

 続いて登壇したアイザック・ドル チーム統括本部スポーティングダイレクターは、2018シーズンの強化テーマとして「攻撃的」、「リーダーシップ」、「スピード」の3つを挙げ、この相乗効果が大事だと説明。チームスローガンが「Brave and Challenging」(勇猛果敢)に決まったことも発表した。

 アンジェ・ポステコグルー新監督、ピーター・クラモフスキー ヘッドコーチ、グレゴリー・ジョン・キング フィジカルコーチがファン・サポーターの前に初お目見え。以下のように挨拶した。

アンジェ・ポステコグルー新監督
「偉大なクラブで監督できること光栄に思います。このような素晴らしいクラブ、サポーターの中で監督をすることは責任感があることも知っている。新しい国、文化の中で私の哲学、サッカーに対する考えを落とし込むことを楽しみにしている。それがチームを成功にもたらすことを願っています。まず、他チームに関してはリスペクトはするが、恐れるチームはない。他がF・マリノスを恐れるチームにしていきます。私としてはファンが白熱して誇りに思うチームを作っていくこと、今年だけでなく将来も語り継がれるチームにしていきます。もちろん裏作業も必要だと思うが、皆さんのサポートがないとこのチームが成功することは不可能。今まではテレビでしか見られなかった自分が、皆さんんと一緒に勝ち進みたい。アリガトウ!」

ピーター・クラモフスキー ヘッドコーチ
「非常に光栄に思います。成功のために毎日頑張っていきます。監督が望むように攻撃的なサッカーを望んで、デザインされたゴールを見せていきたい。特別なシーンを皆さんと味わえるシーズンにしていきたい」

グレゴリー・ジョン・キング フィジカルコーチ
「コンニチハ。このような美しい街で私も家族も日本に来て、今シーズンを戦えることを楽しみにしています。私の仕事としては、選手がいいコンディションを整えること、動ける状態に持って行くことが仕事となります。アンジェとピーターとともにやっていくが、強度の非常に高いサッカーをしていく。その準備をしていきます」

 同時に、2018シーズンの新ユニフォームも発表。ユースから昇格した山田康太がメラジブルーを基調としたホームユニフォーム、堀研太がマリンストライプのアウェイユニフォーム、原田岳がGKユニフォームの姿で登場すると、会場が沸いた。

「色が濃くてかっこいい。柄があってかっこいい。個人的には気に入っています。ユニフォームもプレーもカッコ良くできたらなと思います」と山田が感想を口にすると、「普段はピチピチした服を着るけど、ゆったり着ても可愛い。街中で着てもみんな可愛いと思うんじゃないかなと思います」と堀。さらに原田が「とても新鮮で、発色からパワーを感じますね。このユニフォームはGKにすごく優しくて、脇がゆったりしていて動きやすくなっているので、飛んでくるシュートを全部止めるぐらいの気持ちで頑張りたい」と意気込みを語った。

 新ユニフォームに着替えて、再び登壇した新加入選手たち。事前にファン・サポーターから集めた質問の一つ、「尊敬する選手は?」との問いに、中澤佑二を挙げた大津と西山。さらに松田直樹を挙げた堀は「ちっちゃい頃からマリノスにいて、一緒にボール回しやリフティングで遊んでもらった。憧れの選手」と松田氏との思い出を明かした。

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