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長崎がレヴァークーゼンと育成業務提携…高田社長「誇りに思う」

2018.04.20

長崎がドイツの名門レヴァークーゼンと育成業務提携を結んだ [写真]=J.LEAGUE

 V・ファーレン長崎は20日、ブンデスリーガ1部のレヴァークーゼンと、アカデミー選手育成・指導者の強化を目的に育成業務を提携すると発表した。契約期間は2021年までとなる。

 19日に長崎市内のホテルにて提携契約の調印式と記者発表会が行われ、長崎から、髙田明社長、松田浩育成部長、レヴァークーゼンからマーケティング・コミュニケーション部ディレクターでブランド統括責任者のフローリアン・デデリッヒス氏、VVVフェンロの日本事業責任者を務めるなどスポーツビジネスで活躍する吉池淳氏が登壇した。

■高田明社長
「今回、レヴァークーゼンと提携をさせていただいたことを大変うれしく思います。フローリアンさんは、このためにはじめて日本に来てくださいました。昨年4月からの新体制の中で、さまざまなことをゼロから改善しています。その中で、最も大切なことの一つが育成です。アカデミー、スクールを充実させる、子どもたちが成長することは、チーム、そして地域の活性化につながります。『サッカーには夢がある』と私は常々いっていますが、夢に向かっての提携が始まりました。足りないものは謙虚に学んでいきます。欧州には、サッカーの歴史があります。素晴らしい指導者、考え方を学ぶ上で、レヴァークーゼンとの締結は、誇りに思うものです」

■フローリアン・デデリッヒス氏
「コンニチハ。今回、V・ファーレン長崎と育成業務提携を締結できたことを大変うれしく思います。長崎はいい街ですね。レヴァークーゼンは1904年に製薬会社の従業員により、会社のサッカー部として設立されました。エンブレムには、市章のライオンと設立年、チーム名が描かれています。2012-2013シーズンには、細貝萌選手が所属していました。育成に力を入れており、アカデミーでは人間教育に注力しています。サッカー選手になることに希望を持っていても、選手として活躍できるのはごく一部です。そのためにも、社会人として生きるために人間力は養うことも重要だと考えています」

■松田浩育成部長
「フローリアンさんもお話されたとおり、技術力はもちろんですが、人間性を高めることは、V・ファーレン長崎の育成の中でも大きなものの一つです。その中で、育成の力で数々の優勝を勝ち取り、ブンデスリーガのトップで活躍するレヴァークーゼンと育成業務提携を結んだことは大変心強いことです。5月から具体的に育成業務を行っていきますが、例えば、U-17、U-18の選手の数名を4週間、レヴァークーゼンに派遣をします。また、レヴァークーゼンU-17の選手最大35人をV・ファーレン長崎が1週間受け入れます。さらに、レヴァークーゼンのコーチが長崎に来て、指導者のスキルアップにつなげます。このほか、コーチ、指導者による情報交換やミーティングを行っていき、お互いの育成業務のアップにつなげていきます」

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