明治安田生命J1リーグが21日に行われ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦した。
昨季のリーグ優勝を争った両チーム同士の対戦。王者・川崎は大島僚太の代わりにエドゥアルド・ネットをスタメンに選び、2位に終わった鹿島は前節初出場を飾った小田逸稀を引き続きピッチに送り出した。
試合は早速動く。5分、敵陣中央左寄りでボールを持った谷口彰悟から、ペナルティエリアすぐ外フリーで待っていた家長がパスを受ける。そのまま縦に突破し中央へグラウンダーのクロスを上げると、三竿健斗のオウンゴールを誘発し、川崎が先制に成功した。
前半終了間際に鹿島がペースを掴んだが、ハーフタイムを跨いで川崎がテンポを取り戻す。47分、ペナルティエリア中央に入ってきたエドゥアルド・ネットが、阿部浩之のからのパスを受けてDFをかわす。倒れ込みながらGKの逆を突いたシュートを放ち、追加点を奪った。
その後FKから失点するも、直後の65分に小田の軽率なバックパスに対して詰めていた中村憲剛がボールを奪い、冷静にゴールに流し込んだ。
さらに81分、途中出場した大久保嘉人がペナルティエリア内で家長昭博からのスルーパスを受けると、右足でゴールに流し込み試合を決定付けた。
試合はこのまま終了し、川崎がリーグ戦5試合ぶりの勝利を挙げ、勝ち点を「15」に伸ばした。
【スコア】
川崎フロンターレ 4-1 鹿島アントラーズ
【得点者】
1-0 5分 三竿健斗(オウンゴール)(川崎フロンターレ)
2-0 47分 エドゥアルド・ネット(川崎フロンターレ)
2-1 64分 永木亮太(鹿島アントラーズ)
3-1 65分 中村憲剛(川崎フロンターレ)
4-1 81分 大久保嘉人(川崎フロンターレ)