サンフレッチェ広島が首位を独走する展開となった2018年の明治安田生命J1リーグ。AFCチャンピオンズリーグの影響で延期となっていた1試合が25日(水)に行われ、全クラブが前半戦17試合を終えた。そこで前半戦でリーグトップの成績を記録したチームと選手を紹介する。
最多勝利チーム:サンフレッチェ広島(13勝)

[写真]=J.LEAGUE
これまでの広島といえばミハイロ・ペトロヴィッチ監督、森保一監督が長年に渡って精度を高めていった3-4-2-1の布陣がおなじみだったが、今季から指揮官に就任した城福浩監督は中盤がボックス型の4-4-2を採用。守備に軸を置きつつ、パトリックや柏好文らが繰り出す鋭いカウンターを最大の武器としている。第5節の柏戦からは5連勝を挙げ、首位の座を確固たるものにした。13勝2分け2敗の勝ち点41はJ1最多勝ち点記録を更新するペース。攻守において安定した戦いぶりを見せ、2位FC東京に勝ち点差「7」をつけ、前半戦首位ターンに成功した。
最多得点チーム:横浜F・マリノス(33得点)

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3季に渡ってチームを指揮したエリク・モンバエルツ監督が退任し、オーストラリア代表に攻撃的なサッカーを植え付けたアンジェ・ポステコグルー監督を招聘。新指揮官は横浜FMでもブレることなくパスを主体とした攻撃的なスタイルの確立を目指しており、特に左サイドバックの山中亮輔、GK飯倉大樹の高いポジショニングはJリーグファンの間で大きな話題となった。圧巻だったのはロシアW杯による中断明けの第16節、伊藤翔のハットトリックを含む計8得点を叩き出し、敵地で仙台に圧勝。“攻撃の横浜FM”というイメージを印象付けた。ここまでは通算33得点を記録。ウーゴ・ヴィエラがチームトップの8得点、次いで仲川輝人が4得点、天野純と伊藤がそれぞれ3得点を挙げている。
最少失点チーム:サンフレッチェ広島(8失点)

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前述の通り最多13勝を挙げている首位広島の強みはなんといっても堅固な守備だ。17試合を戦っての総失点数はわずかに「8」。1試合平均での失点数は「0.47」という驚異的な数値を記録している。4バックは右から和田拓也、野上結貴、水本裕貴、佐々木翔の4人を固定し、GK林卓人は13試合でクリーンシートを達成している。最終ラインと守護神も奮闘はもちろんのこと、稲垣祥と青山敏弘が形成するダブルボランチの貢献度も忘れてはならない。稲垣は豊富な運動量を生かしてピッチの広範囲をカバー。縦パスが持ち味の青山はチーム全体のバランスを見ながら攻守に躍動。ケガの影響で惜しくもロシアW杯メンバー入りとはならなかったが、5月には約3年ぶりに日本代表に招集された。
最多得点選手:パトリック(サンフレッチェ広島/12得点)

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2017年7月、開幕からエンジンがかからず残留争いに巻き込まれていた広島に期限付き移籍で加入。15試合で4得点を挙げてJ1残留の“救世主”となったが、今季は状況が一転して首位独走の“立役者”になっている。今季はすでに2度の3試合連続得点を記録。さらに4度の1試合2得点とゴールを量産し、得点ランキングでは10得点で2位のディエゴ・オリヴェイラ(FC東京)に2点差をつけ、首位に君臨している。もともと得点能力の高い選手ではあったが、城福監督のもとで体現する「堅守速攻」の形に上手くフィットしたことが好調の要因と言えるだろう。第14節の仙台戦で見せたような、スピードを生かした迫力満点のドリブルと強烈なシュートは間違いなく相手にとって脅威となっている。
最多アシスト選手:柏木陽介(浦和レッズ/7アシスト)

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阿部勇樹から主将を受け継いだ浦和の背番号10が通算7アシストで単独トップに立った。特筆すべきは全アシストをCKから生み出しているという点だ。FC東京との開幕戦で槙野智章の得点をお膳立てすると、第3節の長崎戦ではズラタンの同点弾を演出。さらに第7節の神戸戦では岩波拓也とマウリシオ、第16節の名古屋戦では槙野と遠藤航の2得点をCKからアシストした。ここまでの浦和の得点パターンを調べると、セットプレーが半分の50%を占めており、柏木の正確無比な左足が大きな武器となっていることが分かる。なお、アシストランキングでは伊東純也(柏)と山中亮輔(横浜FM)が6アシスト、鈴木優磨(鹿島)と遠藤保仁(G大阪)が5アシストで続いている。
明治安田生命J1リーグ順位表(第17節終了時点)
1位 広島(勝ち点41/得失点差+18)
2位 FC東京(勝ち点34/得失点差+12)
3位 川崎(勝ち点33/得失点差+12)
4位 札幌(勝ち点27/得失点差+2)
5位 C大阪(勝ち点27/得失点差+1)
6位 神戸(勝ち点25/得失点差+4)
7位 鹿島(勝ち点25/得失点差+2)
8位 仙台(勝ち点25/得失点差-6)
9位 清水(勝ち点24/得失点差+2)
10位 磐田(勝ち点23/得失点差0)
11位 湘南(勝ち点22/得失点差-2)
12位 浦和(勝ち点21/得失点差+1)
13位 横浜FM(勝ち点20/得失点差+2)
14位 柏(勝ち点20/得失点差-5)
15位 長崎(勝ち点17/得失点差-7)
16位 G大阪(勝ち点15/得失点差-10)
17位 鳥栖(勝ち点14/得失点差-8)
18位 名古屋(勝ち点10/得失点差-18)
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By サッカーキング編集部
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