遠くない未来、渋谷区にサッカー専用スタジアムが建設される日が来るかもしれない ※画像はイメージです (c)Atelier Tsuyoshi Tane Architects
「もしも、渋谷区に6万人を収容できるサッカー専用スタジアムがあったら…」。そんな壮大すぎる夢に向かって、あるプロジェクトが動き出している。
これまでも、首都・東京に“サッカー専用スタジアム”を建設しようとする動きは多々あった。しかし、土地の確保や各交通機関との調整など、行政とのやり取りの中で折り合いがつかず、頓挫してしまうことが常だった。そんな流れに待ったをかけようとしているのが『渋谷未来デザイン』という一般社団法人だ。同社は今年4月、渋谷区の外郭団体として立ち上がり、主に5つの事業を推進している。その一環として「スポーツとエンターテインメント」をテーマに“夢”の実現を目指している。9月13日には都内でトークセッションを実施し、参加したパネリストたちによる未来への思いが語られた。
理事兼プロジェクトデザイナーと務める金山淳吾氏は「皆さんもよく行かれる代々木公園B地区。週末ごとにタイフードフェスティバルやアースデイなどのイベントをやっていると思います。ここにスポーツ、エンターテインメントの聖地として、そして防災拠点拠点として、スタジアムパークみたいなものを造るというシナリオはどうだろうかと。こういうことを渋谷未来デザインの中で考えております」と話した。
人が集まる広大なスペースにスタジアムを建設することで、見込める効果は絶大だという。4つの駅からアクセスできる代々木公園には毎週末多くの人が足を運ぶ。そこに建てられたスタジアムでJリーグの試合が開催されれば、少なく見積もっても3万~4万人の収容が期待できる。合わせてスタジアム外でフードフェスティバルのようなイベントを行えば、サッカーに興味がない人でも楽しむことができる。もちろん、試合観戦後のサポーターが一杯やるには持って来いだ。巨大なスタジアムがあればアーティストのライブなどエンターテインメントにも活用でき、有事の際には防災施設としても機能する。経済面は言わずもがな、人々が楽しみ、人々を守る施設としてスタジアムパークは効果的なのだ。
このプロジェクトに川淵三郎氏(日本トップリーグ連携機構の代表理事会長)も「渋谷区にサッカー場を造ろうという、しかも民間の方からの動き出したということを聞いて、僕は本当に心から嬉しく思っています」と賛同している。初代チェアマンとしてJリーグを発足して以降、25年間に渡り23区内にサッカー専用スタジアムの建設を夢見てきたと話した。また、リーグ発足当時は、スタジアムの確保に躍起になり、観客のケアは二の次だったという。
「ともかく『座るところがあって、来てもらえればそれでいいって』という感じだった。まずはスタジアムを確保することが最優先で、お客さんの飲食やトイレの数、アクセス。そういったことをケアするゆとりが全くありませんでした。世間も色々な改造を進めながら競技場が赤字で経営していて、ランニングコストの追求は全くなかった。むしろ、まるで使ってなかった競技場をJリーグが使ったことで、収入が増えて良かったというのが(Jリーグが)スタートしたときの段階でした」
だからこそ、このスタジアム構想は是が非でも実現したい。行政が主体となることで起こり得る様々な弊害も、民間企業が主導でプロジェクトを進行することで、資金集めや関連企業との連携も取りやすくなる。Jリーグ誕生から25年間で培ったノウハウもある。様々なことを考慮しても「代々木公園にスタジアムは建設できる!」と言っても過言ではない気がする。
「ファンのためになるスタジアム。そういったものをさらに超えて、渋谷区がただ単にサッカーをやるだけではなくて、そこには病院、保育園や幼稚園があったり、ホテルやレストランがあったり。そこに常に多くの人が集い合うような世界にもあまり例のない場所を。ヨーロッパに行くと、スタジアムそのものが街の中にあって商店街のようになっている。街のど真ん中にあるスタジアムって結構多いんですよね。そういうものをサンプルにすれば、渋谷区は一番できるなと思っているんです」(川淵氏)
「渋谷区にサッカー専用スタジアムを…」。夢物語は近未来へ、渋谷未来デザインは今後もプロジェクトを進行。そう遠くない未来にどんな発表がされるのか、楽しみに待ちたい。
取材・文=サッカーキング編集部
川淵三郎…(一社)日本トップリーグ連携機構 代表理事 会長 他
中西健夫…(株)ディスクガレージ取締役会長 (一社)コンサートプロモーターズ協会会長
福西崇史…サッカー選手 東京都社会人サッカーリーグ南葛SC 所属、元日本代表
坪内信貴…坪内塾塾長、作家 著作『ビリギャル』や『人間は9 タイプ』など
林千晶…(株)ロフトワーク 代表取締役 (一社)渋谷未来デザイン フューチャーデザイナー MITメディアラボ所長補佐、グッドデザイン賞審査委員、経済産業省 産業構造審議会 製造産業分科会委員など担当
【PR】 WINNERでJリーグをさらに面白く!
サッカーキング編集部が注目カードを大予想! アナタはどんな試合結果を予想する?
堅実さ重視、大穴狙い、推しクラブ一択……1試合予想くじWINNERでJリーグの熱い戦いがもっと楽しくなる!
- ① 推しのクラブ、予想しやすいゲームなど“1試合”から予想・購入できる!
- ② インターネット決済なら試合開始10分前まで購入可能!
- ③ くじの売上の一部はアナタが応援するクラブにも還元される!
【PR】「ABEMA de DAZN」で
Jリーグの熱戦を堪能しよう!
「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。
月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得! アニメ・映画・バラエティーなど、ABEMA無料コンテンツも堪能できるのでお見逃しなく。
※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。
- ① 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
- ② Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどコンテンツが盛りだくさん!
- ③ コメントしながらのライブ観戦、追っかけ再生、見逃し配信など楽しみ方も充実!
【PR】Jリーグを楽しむなら
「DMM×DAZNホーダイ」!
「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です!
- ① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
- ② Jリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題で楽しめる!
- ③ 新規入会月から3カ月間、「DMMポイント」が毎月550ポイントもらえる!
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト