5日から7日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第29節で活躍した3人の選手を紹介する。
アデミウソン
生年月日:1994年1月9日(24歳)
身長・体重:176cm・74kg
出身地:ブラジル
所属クラブ:ガンバ大阪
ポジション:FW
背番号:9
利き足:右
経歴:サンパウロユース(ブラジル)→サンパウロ(ブラジル)→横浜F・マリノス→ガンバ大阪
第29節:セレッソ大阪 0-1 ガンバ大阪
リーグ戦4連勝、そして対C大阪戦は約6年間負けなしと好条件が揃う中、G大阪にとって唯一の懸念点はファン・ウィジョの欠場だった。ここまでJ1では得点ランク4位タイの13ゴールを決めている韓国代表ストライカーに代わって先発したのはアデミウソン。得意の裏を取るプレーだけではなく、中盤に落ちて相手DFを食いつかせ、味方のチャンスを次々に演出していく。前半終了間際には倉田秋のパスに反応し、技ありのループシュート。公式戦46回目の“大阪ダービー”を決するゴールとなった。
クォン・スンテ
生年月日:1984年9月11日(34歳)
身長・体重:184cm・85kg
出身地:韓国
所属クラブ:鹿島アントラーズ
ポジション:GK
背番号:1
利き足:右
経歴:全州大(韓国)→全北現代モータース(韓国)→尚州尚武(韓国)→全北現代モータース(韓国)→鹿島アントラーズ
第29節:鹿島アントラーズ 0-0 川崎フロンターレ
リーグ戦は3連勝でACL出場圏の3位に浮上。さらにミッドウィークに行われたACL準決勝第1戦の水原三星戦は劇的勝利で公式戦7連勝と勢いに乗る鹿島。ホームに首位・川崎を迎えた一戦はスコアレスドローに終わり、連勝記録は今節でストップしたが、勝ち点1獲得に尽力したのが守護神のクォン・スンテだ。最大の見せ場は36分、小林悠のPKを横っ飛びでストップ。さらに後半にも好セーブを連発し、強力攻撃陣を擁する川崎をゼロに抑えた。これでリーグ戦では3試合連続完封を達成している。
北川航也
生年月日:1996年7月26日(22歳)
身長・体重:180cm・74kg
出身地:静岡県
所属クラブ:清水エスパルス
ポジション:FW
背番号:23
利き足:右
経歴:清水エスパルスJrユース→清水エスパルスユース→清水エスパルス
第29節:清水エスパルス 5-1 ジュビロ磐田
キックオフ直後の50秒、利き足ではない左足で際どいコースにシュートを流し込む。貴重な先制弾を決めると、38分と61分には2トップを組む相棒・ドウグラスの2ゴールをお膳立て。さらに72分には石毛秀樹のスルーパスに抜け出し、冷静にゴールネットを揺らした。清水は今季最多5得点で磐田との静岡ダービーに快勝した。北川は2得点2アシストを記録。さらにリーグ戦では3試合連続ゴールで自身初の2桁に到達。清水ユース出身の北川にとっては最高の形で節目の2桁得点を達成した。