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38歳を迎えた中村憲剛。偉大な先輩たちが同年齢で残した成績は?

2018.11.01

38歳のシーズンに残した成績は…? [写真]=Getty Images

 10月31日、川崎フロンターレ中村憲剛が38歳の誕生日を迎えた。大ベテランの域に達し、「長老」とも呼ばれているが、2年前は史上最年長の36歳でJリーグ年間最優秀選手賞に輝き、昨季は悲願のJ1制覇を達成。衰え知らずのバンディエラは今季も30節終了時点で29試合出場6得点と、首位を走るチームをけん引している。

中村憲剛

 その活躍には驚かされるばかりだが、Jリーグには中村を上回る年齢でプレーを続ける偉大な選手たちがいる。そんな先輩たちが“38歳のシーズン”にどんな成績を残したのかを振り返ってみよう。

写真=Getty Images

■選手名(生年月日)
・38歳時のシーズン/所属クラブ…成績

遠藤保仁(1980.1.28)

遠藤保仁

・2018シーズン/ガンバ大阪(J1)…30試合出場・1得点
今年1月に38歳を迎えた遠藤は今季、チームのシーズン初得点を記録すると、第30節終了時点までリーグ戦全試合に出場中だ。怒涛の連勝で降格圏から脱出したチームの中心には今も背番号「7」がいる。

小笠原満男(1979.4.5)

小笠原満男

・2017シーズン/鹿島アントラーズ(J1)…17試合出場
2017シーズン序盤の4月に38歳を迎えた小笠原。開幕から5試合連続でスタメン出場を果たすなど前半戦はコンスタントにプレーしたが、三竿健斗の台頭もあり、終盤戦はベンチを温める時間が続いた。それでもピッチに立てばその存在感は絶大で、まだまだ鹿島に必要な選手だろう。

稲本潤一(1979.9.18)

稲本潤一

・2017シーズン/北海道コンサドーレ札幌(J1)…6試合出場
2016年6月に右ひざ前十字じん帯断裂、2017年3月に右ひざ外側半月板損傷、および右ひざ軟骨損傷と、度重なる負傷で長期離脱を強いられた。それでも38歳の誕生日から5日後の2017年9月23日に、476日ぶりとなる公式戦復帰を果たし、このシーズンはリーグ戦6試合に出場した。

小野伸二(1979.9.27)

小野伸二

・2017シーズン/北海道コンサドーレ札幌(J1)…16試合出場
日本サッカー界屈指の天才は2017年9月に38歳を迎えた。このシーズンの小野は4月2日に行われた第5節で1709日ぶりにJ1出場を果たすと、以降も主に途中出場ではあったもののリーグ戦16試合に出場し、1アシストを記録した。ピッチに立つだけでワクワクさせてくれる数少ない選手の一人だ。

中村俊輔(1978.6.24)

中村俊輔

・2016シーズン/横浜F・マリノス(J1)…19試合出場・4得点
開幕節をインフルエンザで欠場したものの、ファーストステージは15試合に出場して3ゴールを記録。キャプテンとしてチームをけん引した。しかし、38歳になって迎えたセカンドステージは負傷の影響などもありわずか4試合の出場に終わる。そしてシーズン終了後、計15年半在籍した横浜F・マリノスを退団し、ジュビロ磐田へ移籍した。

中澤佑二(1978.2.25)

中澤佑二

・2016シーズン/横浜F・マリノス(J1)…34試合出場・3得点
鉄人・中澤佑二は2016年2月25日に38歳の誕生日を迎えると、3日後のファーストステージ開幕戦から全34試合にフル出場を果たした。2012年9月から続いていた連続フルタイム出場記録は翌シーズンも更新されたが、40歳で迎えた今季の第23節・鹿島戦でメンバー外となり、178試合でストップした。

楢崎正剛(1976.4.15)

楢崎正剛

・2014シーズン/名古屋グランパス(J1)…34試合出場
2013シーズンに全試合出場を達成した楢崎は38歳となった2014シーズンもリーグ戦全34試合でゴールマウスを守った。息の長いポジションであるとはいえ、この年齢までJ1で正守護神の座を守り続けてきたのは流石の一言だ。

川口能活(1975.8.15)

川口能活

・2013シーズン/ジュビロ磐田(J1)…21試合出場
シーズン開幕から19試合連続フル出場を果たしたが、チームの成績が芳しくなかったこともあり、以降は出場機会を失った。結局このシーズン、磐田はJ2降格となり、川口も9年間在籍したチームを去ることに。43歳となった現在はSC相模原でプレーを続けている。

三浦知良(1967.2.26)

三浦知良

・2005シーズン/ヴィッセル神戸(J1)…12試合出場・2得点→横浜FC(J2)…16試合出場・4得点→シドニーFC(Aリーグ)…4試合出場・2得点
“キング・カズ”が38歳の頃というと、もう13年前になる。神戸に所属していたこのシーズンは開幕から2試合連続ゴール(公式戦3試合連続ゴール)と好スタートを切ったが、監督交代により出場機会を失い、7月にJ2の横浜FCへ移籍。横浜FCでは16試合出場4得点を記録し、11月にシドニーFCへ期限付き移籍した。シドニーFCでは4試合で2得点と結果を残すと、12月には日本人選手として初めてFIFAクラブ選手権(現クラブ・ワールドカップ)に出場した。

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