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名古屋・玉田圭司が語る“DAZN活用術”。「目が疲れる年齢なので大きな画面で(笑)」

2018.11.03

玉田選手がDAZN活用術とシーズン終盤戦への意気込みを語る [写真]=本美安浩

名古屋グランパスでは現在、売上の一部が強化費用としてクラブに還元される「2019 DAZN年間視聴パス」を販売中だ。今回は普段からDAZN(ダゾーン)を有効活用しているという玉田圭司選手のインタビューを実施。DAZN活用術はもちろん、いよいよクライマックスを迎える2018シーズン終盤戦への意気込みを聞いた。

「すべての試合が決勝戦のつもりでやりたい」

——グランパスは29試合を消化して10勝4分け15敗という成績です。浮き沈みの激しいシーズンを送っていますが、ここまでのチームの戦いぶりを振り返ってもらえますか?

最初はうまくいっていて結果も出ていたけど、その後はずっと勝てない時期が続いて……。それにはもちろん原因があるんだけれど、前半戦はその原因を突き止められないままずっときてしまった感じでした。

——中断期間を挟んでそこから7連勝を記録しました。原因を解決できたということですか?

前半戦は勝っていてもおかしくない試合で、勝ち切れない、引き分けに持っていけない、という状況が続きました。でも、リーグ再開後の浦和戦(第16節、●1ー3)は「自分たちがやろうとしていること」が少し見えた試合でした。そこから広島戦(第17節、△0ー0)を挟んで連勝が始まった。新加入選手が入って、もともといた選手の意識が高まったのも大きいですが、そういう中で結果がついてきたことが何より大きかった。ウチの選手は若いから、負けが込むと「どうして勝てないんだろう」、「このプレーじゃダメなのかな」と落ちていくんですけど、逆に結果が出てくるとどんどん乗ってくる。それが一番の要因かなと思います。

——連勝中のチーム状態はどうでしたか?

結果がついてきたことで少し余裕が持てるようになったというか。連勝中も点差ほど自分たちが圧倒しているわけではなかったけれど、ここぞというところで得点するとか、失点しないとか、そういう気持ちがすごく強まったと思います。

——7連勝の後に3連敗を喫しましたが、10月19日の柏戦で貴重な勝利を手にしました。残りのシーズンに向けてどんなことを意識して戦っていきたいですか?

とにかく大事なのは先制点ですね。そのためにもメンタル面が重要だと思います。まだチームには絶対的な自信がない。自分たちのペースに持っていけばある程度やれるけれど、そこにいくまでに試行錯誤をしてしまう。相手の出方をうかがうというか。「自分たちはやれるのか?」という不安を抱えている。そういうのを払拭して、選手たちを乗せていくことが自分の役割だと思っています。

——玉田選手はチームメートに対してどんなアプローチをしていますか?

もちろん言葉で言うこともあるけど、いかにしてプレーで自信をつけてもらうかですね。自分の一つのプレー、自分を経由したプレーの中で選手たちの自信につながるようなプレーができるか。そういうことを考えながらやっています。

——前半戦はケガもありましたが、前半戦の終わり頃から出場機会が増えていきました。玉田選手のプレーを見ていると「チームのためにプレーしている」という印象を受けます。

そこはすごく意識しています。自分のことだけに集中すれば、また違ったプレーができるのかもしれないけれど、今僕がそれをやったらチームが崩れてしまうかなと思うので。試合ごとにいろいろなシチュエーションがありますけど、そういう中でいろいろと考えながらやっています。

——そうした心境の変化はどのように生まれたのですか?

前半戦は試合に出られなくて、外からチームを見る機会も多かったので、毎試合「俺だったらこうする」というのをすごく考えていた。その後、試合に出られるようになって、出ている時もいろいろ考えながらやってきた。それで今のスタンスに落ち着きました(笑)。

——前半戦と比べると結果も出るようになって、チームも玉田選手も変わってきました。グランパスは着実にステップアップしていると思いますか?

徐々に良くなっているとは思う。まだまだ隙もたくさんありますけど、伸びしろしかないと思います。

——風間八宏監督体制になって2年目。1年目との変化はありますか?

大きな変化はないですね。アプローチ方法や考え方、チームの取り組みも大きくは変わっていません。

——今季、最も「グランパスらしいサッカー」ができたのはどの試合ですか?

後半戦で言えば、鳥栖戦(第23節、○3ー0)は良かったんじゃないかな。あの試合はジョーが欠場しましたけど、彼がいなかったことで自分たちが練習からやっている「下でボールをつないで得点まで持っていく」ということを実践できたと思います。

——残り5試合、まずは残留が目標になりますが、最終局面に向けて意気込みを聞かせてください。

対戦相手がどうこうというよりは、自分たちがどれだけできるかだと思います。計算をせず、すべての試合が決勝戦のつもりでやりたいです。

DAZNに加入して後悔することはない。オススメです」

——玉田選手はかなりDAZN(ダゾーン)をご覧になっているとうかがいました。

観ますね。「Fire TV Stick」をいただいたんですけど、あれ、めっちゃ使えますよね。あれは便利です。

——ということは視聴はご自宅のテレビで?

そうですね。なるべく大きな画面で観たいので自宅が多いです。遠征中はタブレットとか、たまにスマホでも観ることもありますが、目が疲れる年齢なのでやっぱり大きい画面で(笑)。

——Jリーグはどれくらい視聴されていますか?

Jリーグも時間があれば観ますけど、僕はライブで観たいタイプなので結果を知ってしまったらあまり観ない。それよりは主に海外サッカーですね。週に5試合以上は観ます。

——週に5試合というのはすごいと思います。

そうですか? スローインとかプレーが切れた時にパッと30秒飛ばしながら観ていくと、1時間ちょっとで全部観られるんですよ。だから面白そうな試合は絶対にフルで見ます。ハイライトはなるべく観ないようにして。

——贔屓のクラブやリーグはありますか?

マンチェスター・シティです。最近はプレミアリーグが面白いですね。シティの試合は欠かさず観ます。先日のチャンピオンズリーグの試合(10月23日のシャフタール戦)も面白かったですね。話題のドキュメンタリーも観ましたし(笑)。

——注目しているのは選手個人ですか? それともチームの戦い方ですか?

もちろん、チームの戦い方もそうですけど、ちょっとお気に入りの選手がいたら、その選手の動きやポジショニングだけを90分間観ていたりもします。お気に入りはシティだったら(ダビド)シルバですね。シンプルにプレーするところがすごく好きです。そういう選手は頭がいいというか、考えながらサッカーをしていると思う。参考にしたくなります。

——DAZNが日本市場に参入して2年以上が経ちましたが、改めてDAZNの印象はどうですか?

勢いしかないでしょう! 今季はチャンピオンズリーグまで放送するようになりましたから。バルセロナもレアル・マドリードも幅広く観られるし、最近はエヴァートンやウェストハムの試合なんかも観ています。プレミアにはいろいろな選手が集まってくるから面白い。

——今後DAZNで解説というのはどうですか?

解説やりたいですね。去年話があったんですけど、都合がつかなくて断ってしまったんです。機会があればやりたい。シティ戦とかいいですね(笑)。

——DAZNで「こんなものが観られたらいいな」という要望はありますか?

ロングハイライトは面白いですね。それから、僕はドキュメンタリーが好きなので、そういう番組があったらうれしいです。さっき話したシティのドキュメンタリーのようなものがDAZNでやっていたら観ちゃいますね。選手の密着も面白いと思います。

——ドキュメンタリーといえば、グランパスのロッカールームに潜入した特別密着ドキュメンタリー「The Locker Room」が11月3日からDAZNで配信されるそうですね。

サポーターの方には楽しんでもらえると思います。

——DAZNはサッカー以外のスポーツも充実していますが、他のスポーツはご覧になりますか?

テニスは好きです。今なら大坂なおみ選手と錦織圭選手。ナダル選手も好きです。左利きで格好いいですし。テニスの中継がもっと増えたらうれしいですね。

——DAZNには年間視聴パスといのがあって、通常よりも料金が1カ月分お得、しかも売上の一部が強化費としてクラブに還元されるそうです。グランパスでは購入者にいろいろな特典をつけてファンにも還元していますが、こういった取り組みをどう思いますか?

例えば購入者に対して選手が直接商品をお届けするとか、そういうのがあってもいいですよね。できれば僕以外の選手がね(笑)。購入者全員は難しいかもしれないけど、先着何名のような形にすれば選手にもできることがあると思う。DAZNは今季からチャンピオンズリーグが観られるようになりましたし、この先も良いことしかないというか、ユーザーにとってうれしいことがまだまだ増えていくような気がします。加入して後悔することはないですし、オススメですね。

インタビュー・文=武藤仁史 写真=本美安浩

「2019 DAZN年間視聴パス」のご購入はこちら
URL:https://webshop.nagoya-grampus.jp/special/2019dazn/

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By 武藤仁史

元WEB『サッカーキング』副編集長

元サッカーキング編集部。現在は編集業を離れるも、サッカー業界で活動中。

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