長崎が幸野と長谷川との契約満了を発表
V・ファーレン長崎は5日、MF幸野志有人とFW長谷川悠が契約満了により退団すると発表した。
1993年生まれで26歳の幸野はJFAアカデミー福島の一期生で、16歳だった2010年にFC東京と契約しプロキャリアをスタート。しかしFC東京では出場機会を掴むことができず、期限付き移籍を繰り返した。2016年にかつて期限付き移籍で在籍した経験のある長崎へ完全移籍すると、背番号「7」を背負いクラブのJ1昇格に貢献した。昨年9月に左ヒザ前十字じん帯損傷の大ケガを負い、今季はリーグ戦での出場はなかった。
1987年生まれで32歳の長谷川は流通経済大柏高校から2006年に柏レイソルへ加入。2008年に期限付き移籍で加入したモンテディオ山形でブレイクし、同クラブのJ1初昇格に貢献すると翌年にはJ1の舞台で2桁得点をマークした。その後大宮アルディージャや徳島ヴォルティス、清水エスパルスを経て今季から長崎へ加入していた。明治安田生命J2リーグでは13試合出場2得点を記録している。
両選手はクラブの公式サイト上で以下のようにコメントしている。
■幸野志有人
「まず、今シーズンけがからのスタートであることが分かっていたにもかかわらず、毎試合僕のユニホームを着てスタジアムに足を運んでくれた皆さんに、申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。自分自身、けがから復帰しても試合に出られない日々はつらく、苦しかったです。しかし、長い間ピッチから離れて、ここまで自分の納得いくパフォーマンスまで戻せるとは思っていなかったので、今シーズンやってきたことに後悔はありません。いいことばかりではありませんでしたが、今年復帰してタッチラインで交代を待つ自分を熱く温かい応援でサポーターの皆さんが迎えてくれたこと。一昨年、長崎でJ1昇格を果たせたことは、一生忘れません。僕をもう一度長崎に呼んでくれた関係者の方々、息子や孫のように愛情を注いでくれた皆さんにも心から感謝したいです。お金では買えないものを与えてもらいました。19歳で初めてここに来た時から長崎のことが大好きです。それは、これからも変わらないと思います。4年間本当にありがとうございました」
■長谷川悠
「今シーズン、長崎の一員として招き入れてくださりありがとうございました。リーグ開幕戦のトラスタで見た素晴らしい光景を忘れることはないでしょう。自分は長崎を離れることになりますが、自分自身を否定せず、自分の居場所をしっかりと見つけられるよう、これからの人生も自分らしく生きようと思います。長崎が、これからもっと素晴らしいチームになることを祈っています。ありがとうございました」
By サッカーキング編集部
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