福岡ソフトバンクホークスの内川聖一(左)と浦和レッズの槙野智章(右)の対談が実現
ゴールデンウィークに『サッカーキング』、『ベースボールキング』、『バスケットボール』の3媒体が合同開催した「#おうちWEEK」で、内川聖一(福岡ソフトバンクホークス)と槙野智章(浦和レッズ)の豪華共演が実現した。両者と親交があり、彼らに「走り」を指導するプロスプリントコーチの秋本真吾氏がMCを務めたこともあって、対談は大いに盛り上がった。
質問コーナーでは、事前にツイッターで募集した様々な疑問に答えていった。「槙野選手が野球、内川選手がサッカーをやるとしたら、どこのポジションでプレーしたいですか?」という問いには、野球経験のある槙野が「ピッチャー」と即答。また外野にも興味があるようで、「2アウトの場面でフライが飛んできたら、(キャッチしたあとにスタンドの)ファンにパンって投げて帰りたい。もし野球選手だったら、アレやってみたいんですよね」と言って、笑いを誘った。
内川は「都合良く動きたいから」とセンターフォワードを選択。Jリーグ開幕時を振り返りながら、「小学5年生のときに見たヴェルディ川崎と横浜マリノスの開幕戦は今でも覚えている。マイヤーの先制点とディアスの決勝点が忘れられない」と懐かしんだ。思い出話をしていると考えが変わったようで、「やっぱり司令塔をやりたい。自分は『俺はこう組み立てたいんだよ!』と主張しながらやりたいタイプかもしれない」とゲームメイクの役割を希望した。
その話題の流れで「お互いが同じ競技のチームメイトだったら、どのポジションが向いていると思いますか?」という質問が出ると、槙野は「内川さんは絶対にセンターバック」と答え、その理由を力説した。
「点を取りたい、司令塔がいい、と言っていましたけど、そうやって自分の思いを喋れる人は絶対に後ろ。後ろの選手に必要な要素はたくさんあるけど、1番大事なのは喋って守るということ。ラインの上げ下げを指示したり、味方に声を掛けたり。強いチームは後ろに賢くて、喋れる選手を必ず置いています。だから、絶対にセンターバックです!」
一方で、内川の答えは「ベンチ」。ベンチに置いておくのが「一番おもしろいよね」と笑いつつ、「ベンチが盛り上がっていると精神的にも安心するし、一緒に戦ってくれているという気になる」とベンチワークの重要性を説いた。それに対し、Jリーグ屈指のムードメーカーは「マジで仕事する。絶対に仕事する!」と応え、野球チームをも引っ張る気概を見せた。
さらに槙野を喜ばせたのが、内川の「ピッチャーをやったほうがいいよ」という一言だった。「ピッチャーは自分が投げないと試合が始まらない。その空間に堂々を立てるヤツはカッコよくあってほしい。外野、内野がポジションについて、最後に登場するピッチャーってやっぱりカッコいいでしょ? 槙野はその雰囲気を作れる選手だと思う」
このほかにも二人の出会いや結婚式のエピソード、お互いの「うらやましいと思うところ」などを語っている。対談の模様はサッカーキングの公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=5l7586XLxlg&t=2581s)で公開中。彼らの軽妙なやり取りにも注目だ。
By サッカーキング編集部
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