[写真]=J.LEAGUE
FC東京U-23の参加辞退を受け18チームでの開幕を迎える2020年の明治安田生命J3リーグ。今季は新型コロナウイルスの影響によるスケジュール変更を受け、このリーグも過密日程が強いられることとなった。ここに挙げたのは、以前から個人的に心を惹かれている5人だけだが、J3は今なお自身すら予想できないブレイクを果たす可能性のある選手が数多くプレーしている、いわば“原石の研磨場”だ。
このスケジュールは、例年以上にその原石が磨かれる可能性を秘めており、それは若手も、あるいはベテランも、例外はない。今年のJ3は、何かが起こりそうな予感が色濃く漂っている。
土屋雅史が選ぶJ3注目選手5選
▼新井山祥智
(ヴァンラーレ八戸/MF10)
【基本データ】
生年月日:1985年4月13日
身長・体重:172cm・67kg
利足:右
“Jリーグきってのバンディエラ”と表現して差し支えないだろう。青森県三戸郡五戸町出身。地元の光星学院高校(現・八戸学院光星高校)、八戸大学を経て、2008年に東北社会人リーグ2部北に所属していたヴァンラーレ八戸へ加入すると、東北1部、JFLとチームと共にステップアップ。在籍12年目となる昨シーズン、33歳で念願のJリーグデビューを飾った姿がサポーターの心を震わせたことは言うまでもない。J3でもその正確なキックを生かしたゲームメイクは十分通用しており、チームも10位と上々の結果を残したものの、31試合に出場しながら得点は奪えなかった。2020年。“新井山伝説”にさらなる彩りを加えるJリーグ初ゴールの瞬間が、今から楽しみでならない。
▼岸田和人
(いわてグルージャ盛岡/FW9)
【基本データ】
生年月日:1990年4月3日
身長・体重:181cm・71kg
利足:右
恐ろしいまでのまばゆい輝きを放ったのは2014年からの2年間。まず2014年はシーズン途中でJFL所属のレノファ山口に加わったにもかかわらず、21試合17得点という驚異的な成績をたたき出し、チームの悲願でもあったJリーグ参入に貢献すると、翌年のパフォーマンスはさらに圧巻。J3の舞台で34試合32得点と文字通り暴れ回り、ここでもJ2昇格の立役者となった。数字が証明するようにゴール感覚には非凡なものがあり、メンタル的にもストライカー気質。福岡大学時代にはPKでいわゆる“パネンカ”を成功させ続けていたことも。ここ数年はケガに悩まされてきたが、新天地で本来の実力が解き放たれれば、5年ぶりのリーグ得点王をあっさりさらっていくだけの能力は確実に兼ね備えている。
▼清原翔平
(SC相模原/MF19)
【基本データ】
生年月日:1987年6月25日
身長・体重:165cm・64kg
利足:左
忘れられない言葉がある。2016年のJ1昇格プレーオフ決勝。セレッソ大阪に敵地で敗れ、悲願達成を逃したファジアーノ岡山の長澤徹監督は試合後、しみじみとこう語った。「清原くんみたいな、ああいうキャリアの選手に決められるのも、何か感じるものがあるよね」。札幌大学を卒業後は、JFLのSAGAWA SHIGA FCに所属し、配送の仕事をしながらボールを蹴っていた。ツエーゲン金沢ではキャプテンとして活躍したものの、セレッソではU-23の試合に回されることもあった。それでも折れることなく、チームのJ1復帰を手繰り寄せるゴールをマークしたことが、翌年のルヴァンカップと天皇杯で達成した“桜の二冠”へとつながっていったのだ。ミスターストーリー。今年で33歳。6年ぶりのJ3を戦う清原には注目せざるを得ない。
▼清水健太
(カマタマーレ讃岐/GK1)
【基本データ】
生年月日:1981年9月18日
身長・体重:184cm・80kg
利足:右
2015年にカマタマーレ讃岐へ加入。ここ5年間のリーグ戦を見ると、実に97パーセントの試合にスタメン出場し、チームを最後尾から支え続けている守護神。J3の中でも間違いなくトップクラスの実力を有し、ここぞという場面でビッグセーブを披露する。なお、普段の声はそこまで高くないが、試合中の指示は常に高音を響かせており、味方にもよく伝わっているという。以前、そのことについて本人に尋ねたところ、「サポーターの声がちょっと弱くなったときとか、その隙間を縫うと結構声が届くので、そういうタイミングを狙っています(笑)」とのこと。J3もしばらくは無観客での試合が予想されるため、中継ではぜひ清水のハイトーンボイスにも注目していただきたい。
▼鈴木翔登
(ロアッソ熊本/DF39)
【基本データ】
生年月日:1992年10月16日
身長・体重:184cm・77kg
利足:右
流通経済大学時代に付けられた、『気持ちくん』というニックネームは秀逸だ。90分間情熱をほとばしらせ、今の自分にできる100パーセント以上のものを、どんな試合でもピッチ上で出しつくす。こういう選手は監督からも、チームメイトからも、そしてサポーターからも確かな信頼を寄せられるはずだ。ただ、昨年からはそんな彼に変化が見られる。キャプテンへの就任もあってか、以前よりプレーに落ち着きが生まれ、技術面でも成長の跡がうかがえるのだ。しかも、今シーズンからは大木武が指揮官に就任。これで上手くならないはずがない。この半年はさらに進化した鈴木翔登を見せつけるための助走期間。敬愛する北嶋秀朗が背負った39番を受け継ぐ『新・気持ちくん』が、J3のステージで静かに暴れ回る。
文=土屋雅史
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