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清水、ルヴァン敗退決定の中に光明…二種登録の成岡輝瑠がトップデビュー戦で存在感

2020.08.06

トップチームデビューを果たした成岡輝瑠 [写真]=J.LEAGUE

 2連敗での早期敗退決定の中に、光明が見えた。清水エスパルスの二種登録選手である成岡輝瑠が、5日に行われたYBCルヴァンカップ・グループステージ第2節の名古屋グランパス戦でトップチームデビュー。7月29日に来シーズンからのトップ昇格が発表されたばかりの18歳が、夢への第一歩を踏み出した。

 スクールから清水のアカデミーに所属する生え抜きのMFにとって、IAIスタジアム日本平は「幼い頃に初めてプロの試合を観戦した」という憧れの舞台。「小さい頃からずっと観てたスタジアムだったので想定はしてたんですけど、やっぱりピッチに立ってみると迫力や雰囲気が全然違ってビックリした」と率直な感想を口にした。

 成岡は0-2のビハインドで迎えた61分、アカデミー上がりの先輩である滝裕太、川本梨誉とともに3枚替えの一人としてピッチに送り出された。起用されたのは「自分が一番出場したいポジション」であるボランチで、精力的に動き回ってボールを受け、終了間際には思い切りの良いミドルシュートを放つなど存在感を示した。「前を向けたら何かできるという感触はつかめた」と振り返った一方で、「全体的に見ると、良かったところは見当たらない」と本人の自己評価は厳しい。チームも0-3で敗れ、1試合を残してグループステージ敗退が決まった。

 ただ、「日々の練習や試合をとおしての成長」を重視するピーター・クラモフスキー監督にとって、成岡が試合後にとった行動はポジティブに映ったことだろう。成岡は試合直後、すぐさま奥井諒へ話し掛けに行き、連携面の意思疎通を図った。

「自分の狙ってたパスと奥井さんの意図が合わなかったシーンがあったので、そこについて自分から話しに行きました。奥井さんは優しく、『どんどん前を向いてチャレンジしていけ』とアドバイスをくれたので、すごくうれしかった」

 ほろ苦いデビュー戦となったが、この経験を決して無駄にはしない。「ボランチに必要不可欠な展開力やゲームコントロールをまだまだ伸ばしていかないと、プロのゲームでは通用しない」。一つ目の夢をかなえた次は、チームを勝たせる選手へ。実戦で得られた課題を、成長への糧にする。

文=平柳麻衣

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By 平柳麻衣

静岡を拠点に活動するフリーライター。清水エスパルスを中心に、高校・大学サッカーまで幅広く取材。

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