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【札幌vs広島プレビュー】6試合未勝利の札幌と4戦白星なしの広島…久々の勝ち点3を手にするのは!?

2020.09.04

[写真]=金田慎平

北海道コンサドーレ札幌 新しい守備戦術に手応えあり。得点を挙げて結果を残せるか

【プラス材料】
 水曜日のJリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、横浜F・マリノス戦をプラス材料にしたい。

 この試合、最終的にはPK戦の末に敗れて敗退となったが、内容としては現在トライしているマンツーマンディフェンスが完全に機能して相手の攻撃をおおよそシャットアウトしていた。間違いなく、このサンフレッチェ広島戦につながる試合内容だったと言っていいだろう。

 そして、さらに言えば前節の名古屋グランパス戦も内容的には決して悪いものではなかったため、チームとしては着実に流れが良くなってきていると言える。そうした手応えをプラス材料にしていきたい。

【マイナス材料】
 やはり、リーグ戦でここ6試合未勝利というのは完全なるマイナス材料だろう。結果が出ていない状況はやはり厳しい。上位を目指しながらも二桁順位にいるのは非常に苦しいと言うしかない。

 そして、内容的には好材料となったかもしれないが、水曜日のルヴァンカップ準々決勝もほぼベストメンバーで戦っており、そこから中2日でのこの試合。相手の広島はルヴァンカップがなかったため、コンディション的には完全に相手に分がある状況だ。

 加えて、ジョーカーとしてベンチに控えていたFWジェイが負傷により、ルヴァンカップではベンチ入りもしなかった。苦しい試合展開の中でも得点が奪えるこの選手が不在だったならば、得点力の低下は避けられない。

文:totoONE編集部

サンフレッチェ広島 失点の急増が気がかり。さまざまな問題を乗り越えて堅守復活へ

【プラス材料】
 ベガルタ仙台戦を勝ち点1で乗りきり、なんとか連敗は阻止。FWレアンドロ・ペレイラが2試合連続ゴールを記録し、セットプレーのトレーニングでも強烈なゴールを叩き込んでいる。エースストライカーは間違いなく調子を向上させ、一方でGK大迫敬介もDAZNの「セーブ・オブ・ザ・ウイーク」に選ばれるなど、好調な状態を見せつけた。

 また、疲労が見えていたMF青山敏弘も仙台戦では途中出場ながら存在感を発揮し、MF東俊希やMFエゼキエウなど、ベンチスタートのアタッカー陣もチャンスを作っている。4試合連続勝利なしと結果はなかなか難しいものがあるが、試合内容は決して悪くない。ひとつのきっかけで状態が大きく変わる雰囲気もある。

【マイナス材料】
 内容は悪くないと言っても、4試合連続勝利なしという事実は変わらない。しかも、失点が4試合で8点。内容も中央を割られたり、サイドを崩されたりと、サンフレッチェ広島らしくない守備が続いている。

 特に気になるのが、今季トライしている前からの守備、奪われた瞬間の守備が緩くなっていること。酷暑と連戦が続いていて、疲労が蓄積していることもあるが、ここをやりきらないとラインも上がらないし、ボール保持も難しい。もちろんリスクも存在するが、好調時の広島はアグレッシブなボールを奪いにいく守備ができていた。

 トレーニングでも意識づけされていることが試合で表現できるか。そこが大きなポイントとなる。

文:紫熊倶楽部 中野和也

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