[写真]=金田慎平
■横浜F・マリノス 自慢の攻撃力で圧倒してポステコグルー体制初勝利なるか
【プラス材料】
約1カ月前の8月11日に柏レイソルから期限付き移籍で加入したFWジュニオール・サントスが絶好調だ。ここまで出場7試合で6得点を挙げ、攻撃自慢のチームを3トップ中央の位置で牽引している。前節の名古屋グランパス戦も試合開始1分に先制ゴールを決めており、このセレッソ大阪戦では2試合連続得点に期待がかかる。
また、ここまで9得点で得点ランキング2位タイにつけるFWマルコス・ジュニオールも好調だ。トップ下の位置から神出鬼没な動きでマークを外し、相手ゴール前で高い決定力を見せつけている。ここまでのチーム総得点「30」はリーグ3位の数字。今季も安定した得点力を誇る攻撃陣のタレントから目が離せそうにない。
【マイナス材料】
通算対戦成績こそ16勝9分15敗とわずかに勝ち越しているが、近年は非常に苦手としている相手がC大阪だ。15年ぶりの優勝を成し遂げた昨季も、C大阪には2戦2敗と苦杯をなめた。2018年も1分1敗と勝てておらず、アンジェ・ポステコグルー監督就任以降は1分3敗の未勝利。守備が堅く、戦い方をしっかり研究してくる相手は今回も手強いだろう。
8月中旬以降は離脱選手がいない状態だったが、前節の名古屋戦でDF實藤友紀が負傷。筋肉系の故障でしばらく戦線離脱することになりそうだ。その名古屋戦では今季初めて3バックを採用したが、實藤の離脱によってスタートポジションの再考を余儀なくされる。
文:totoONE編集部
■セレッソ大阪 近年の戦績もスタジアムとの相性も良好。昨季の再現を狙う
【プラス材料】
水曜日に行われた前節・北海道コンサドーレ札幌戦に勝利し、今季初のリーグ戦4連勝を達成。首位の川崎フロンターレとは依然として勝ち点「8」差のままだが、セレッソ大阪は川崎Fよりも消化試合がひとつ少ない。今節の横浜F・マリノス戦も勝利して首位チーム追撃を狙いたい。
昨季はリーグ優勝を果たした横浜FM相手にリーグ戦で2勝しており、相性の良さは抜群(シーズンダブルを達成したのはC大阪と清水エスパルスだけ)。今季もその再現を狙いたいところ。また、今回の会場『日産スタジアム』では2010年以降のリーグ戦で横浜FMと6回戦っているが、3勝3分と負けなし。スタジアムとの相性も悪くない。
第10節・柏レイソル戦からリーグ戦6試合連続で複数得点を記録している。シーズン序盤は決定力不足にあえぐ場面も見られたが、現在は改善されつつあるようだ。
【マイナス材料】
8月30日以降、JリーグYBCルヴァンカップも含めて週2試合戦うスケジュールが続いている。積極的な交代でマネジメントしているものの、特にGKキム・ジンヒョンやDFマテイ・ヨニッチ、DF瀬古歩夢は出場が続いているため、疲労の蓄積が心配だ。
FW豊川雄太の状態も気になるところ。8月5日に行われたルヴァンカップ・浦和レッズ戦への出場が最後で、以降は公式戦9試合メンバー外となっている。まだまだ連戦が続くため、できるだけ早く戻ってきてもらいたいが……。
文:totoONE編集部