[写真]=J.LEAGUE、金田慎平
■セレッソ大阪 相性の良さが最大のプラス材料。堅実なプレーで白星奪取へ
【プラス材料】
ミッドウィークに行われた前節の湘南ベルマーレ戦に1-0で勝利。3試合ぶりの白星を手にし、連敗も「2」でストップすることに成功した。また、9月16日に開催された第25節のヴィッセル神戸戦(1◯0)以来、6試合ぶりとなるクリーンシートも達成している。この勝利を足がかりにして、調子を取り戻したいところだ。
今節戦う横浜F・マリノスとのリーグ戦の通算対戦成績は16勝9分16敗と全くのイーブン。とはいえ、リーグ戦では2018年から4連勝中で、相性は良いと言えるだろう。相性の良さを追い風に、本拠地『ヤンマースタジアム長居』で勝利をもぎ取りたい。
また、横浜FMとのホームゲームは2012年から8年間負けなし。2012年と2013年、2017年は『キンチョウスタジアム』、2014年と2018年以降は『ヤンマースタジアム長居』とスタジアムが違うものの、6試合を戦って4勝2分と結果を残している。昨季は3-0の快勝を収めており、チームには良い印象があるはずだ。
【マイナス材料】
12日にFW都倉賢が左内転筋筋損傷で全治4~6週間、翌13日にはDF松田陸が左下腿三頭筋筋損傷で全治3週間と発表された。特に松田はここまでの22試合全試合でスタメン出場を果たしたチームの要であるため、負傷離脱はチームにとって痛い。
前節の湘南戦は、パスミスやトラップミスが目立った。上位に位置するチームを相手に簡単なミスは許されない。今一度意識を高く持って、ひとつひとつのプレーに取り組む必要がある。
文:totoONE編集部
■横浜F・マリノス 圧倒的な得点力を武器に、9年ぶりの天敵撃破なるか
【プラス材料】
MF喜田拓也が累積警告による出場停止から復帰するのは大きなプラスだろう。3ボランチの中央で臨機応変にポジションを変えるチームの心臓で、主将としての立ち居振る舞いもチームに勇気を与える。結果的に休養万全の状態でこの一戦に臨むことができそうだ。
チームは水曜日のガンバ大阪との一戦を1-1で引き分けたが、この試合で15試合連続得点を記録。負傷から復帰したFWマルコス・ジュニオールが相手のオウンゴールを誘発するなど、前線の選手たちは依然として好調を維持している。
中2日での連戦となるため先発を大幅に入れ替える可能性は高いが、それはベンチに優秀な選手が控えていることを意味する。リーグ2位の51得点を挙げているチームとして攻撃で先手を取りたい。
【マイナス材料】
横浜F・マリノスにとってセレッソ大阪は天敵だ。2011年8月の勝利を最後に、9年以上も白星から遠ざかっている事実がそれを物語る。ちなみに2012年以降は2012年が1分1敗、2013年が1分1敗、2014年が2分、2017年が2敗、2018年が1分1敗、2019年が2敗。散々な対戦結果になっている。
相手の組織的な守備を崩しきれない展開が多いだけに、持ち味の攻撃力をどれだけ発揮できるかがポイントだろう。
また、依然として負傷者が多いことも頭を悩ませている。DF實藤友紀、FW仲川輝人、DF高野遼に続いてDFチアゴ・マルチンスも離脱しているため、中2日の連戦でやりくりが難しい。アンジェ・ポステコグルー監督の采配もカギを握りそうだ。
文:totoONE編集部