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【大分vsG大阪プレビュー】格上の相手から勝ち点を連取したい大分…G大阪は好調のアウェイ戦で5連勝なるか

2020.10.17

[写真]=J.LEAGUE、三浦彩乃

大分トリニータ 自分たちの戦い方を貫くことができれば勝ち点獲得の可能性も

【プラス材料】
 前節のヴィッセル神戸戦は早い時間帯に失点したものの、終盤に同点に追いついて勝ち点を分け合ったことは「大きな勝ち点となる」とは、試合後の片野坂知宏監督の言葉。リードを許す展開で、粘り強く、集中力を保って自分たちのスタイルを押し通すことができたことは収穫だ。

 オウンゴールを誘発したDF岩田智輝をはじめ、今季もフルタイム出場を続けるDF鈴木義宜、プレースキッカーとして精度の高いクロスを供給するDF三竿雄斗の3バックは攻守で存在感を発揮。今節のガンバ大阪戦も連戦となるが、これまでのような長期にわたる連戦でないため、コンディション調整は難しくはなく、メンバーを固定できることはチームの安定感につながる。

【マイナス材料】
 前節の神戸戦での失点はGKムン・キョンゴンだけの責任ではないが、ポジション取りやロングボールの落下点の見誤りは否めない。ミスが失点に直結するだけに出場機会を失う可能性も考えられる。

 シュート数も決定機数も相手を上回りながら、勝ち越せなかった決定力不足は今季も解消できずにいる。ここまで不本意なシーズンを送っているFW知念慶は、いまだにチームのスタイルにフィットしたとは言いきれず、悩ましい時期を過ごしている。前線を固定せずに対戦相手によって選手を選考しているが、ベストメンバーを組めないのは核となる選手がいないということだ。

文:totoONE編集部

ガンバ大阪 連勝止まるも収穫あり。課題を克服して白星を手繰り寄せられるか

【プラス材料】
 前節の横浜F・マリノス戦は1-1のドロー。連勝は「6」でストップしたものの、内容的には前線からのプレスのかかりも良く、“宮本ガンバ”として目指す戦いができたと言っていい。

 特にセカンドボールへの対応の良さからボールを保持する時間が長く、後半は攻撃面で相手を上回った。自分たち主導で試合を進めて相手の倍となるシュート数を放ったことなど、収穫も多い。それだけに勝ち点3が欲しかったが、最近は守勢に回る我慢の試合が続いていたと考えても、気持ち的にはポジティブに大分トリニータ戦に臨めるはず。

 前半終了間際に自ら奪ったPKで同点弾を挙げ、後半の流れを引き寄せたFW宇佐美貴史に5試合ぶりのゴールが生まれたことも攻撃のギアを上げる要素になることだろう。

【マイナス材料】
 前節の横浜FM戦で宮本恒靖監督が課題に挙げていたのが、シュートの質とセットプレー。シュート数は相手の7本に対してガンバ大阪は14本、CKも相手の4本に対して11本と、チャンスをつかんでいただけに「もう少し有効に使いたかった。セットプレーも相手に触られることのほうが多かったので、自分たちが触ってボールを逸らしてから押し込むとか、もう少しゴールに近づけるようなプレーが出てこれば」と振り返った。

 最後の精度のところは個人に頼るところも大きいが、キッカーの質や中の高さという部分では申し分のないG大阪だけに、セットプレーでの数字が上がっていけば、勝ちを引き寄せられる確率は間違いなく高くなる。横浜FM戦でも再三ミドルシュートを狙っていたMF井手口陽介あたりの一発も期待したい。

文:totoONE編集部

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