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【G大阪vs柏プレビュー】G大阪は無敗記録を継続できるか…柏は得意の敵地で前回対戦の再現を狙う

2020.10.24

[写真]=J.LEAGUE、兼子愼一郎

ガンバ大阪 手堅く戦うスタイルで勝ち点を量産。勢いを持続できるか

【プラス材料】
 第22節の横浜F・マリノス戦は攻撃で相手を圧倒したのとは対照的に、前節の大分トリニータ戦は守勢に回る我慢の展開を強いられた。それでも今季3試合目のJ1先発出場となったDF菅沼駿哉らが気迫あるパフォーマンスを展開。しっかり耐えきると、攻撃では途中出場のFW宇佐美貴史のCKをFWパトリックが頭で合わせてゴールネットを揺らす。その結果、数少ない好機を得点に結びつけたガンバ大阪が1-0で勝利した。

 その一戦しかり、今のG大阪の強みは自分たちが主導権を握って試合を運べなくても手堅く勝ちを引き寄せられていること。また、宮本恒靖監督が課題に挙げていた「セットプレーでの得点」が生まれたことも、終盤戦で上位に食らいついていくには明るい材料。

 これで8試合負けなし。昨年同様、“秋”の戦いでの勝負強さを継続したい。

【マイナス材料】
 第22節の横浜FM戦の試合途中に古傷の右足首を痛そうにしていたDF昌子源が前節の大分戦はメンバー外に。宮本監督は彼の状況について「足首だけではなく踵とか、前のほうの痛みとか、いろいろなところが複雑に絡んでいるらしく、右足はずっと痛そうにしている。ただ、本人は今、ケガとうまくつき合ってくれている」と濁しており、状況は不透明。

 また、約1カ月戦列を離れているDF三浦弦太についても「ボールはしっかり蹴っていますし、動き自体はいいですが、ケガをした箇所がいわゆる肉離れの経過観察というよりもう少し注意深くみなければいけない場所なので、もう少し慎重にみる必要がある」と話している。

 大分戦で菅沼の安定したパフォーマンスが見られたのは好材料だが、連戦を考えればセンターバック2枚の離脱は痛い。ようやく4バックが安定してきただけに長引かなければいいが……。

文:totoONE編集部

柏レイソル 終盤の失点を減らすことができなければ連敗の可能性も

【プラス材料】
 直近のリーグ戦5試合で11得点。前節の湘南ベルマーレ戦でも2得点を叩き出している攻撃陣は好調だ。

 得点ランキングのトップを独走するFWオルンガは、この5試合で6ゴールとその勢いは衰えることを知らない。そのオルンガへの供給源として対戦相手かさらに厳しいマークを受けるMF江坂任は、その包囲網をものともせず5試合で3得点を奪取。湘南戦でもFW神谷優太の得点をアシストした。10月から戦列に復帰したFWクリスティアーノは、しばらく実戦から遠ざかっていたこともあってまだ本調子には戻っていないものの、攻撃陣は十分な破壊力を示している。

 また、湘南戦を欠場したDF古賀太陽に関しては、ネルシーニョ監督が「連戦続きなので休ませた」と意図的に試合を回避させたことを明らかにしている。その甲斐もあって疲労は軽減され、コンディションが上がってきたという。

【マイナス材料】
 好調な攻撃面に反して懸念されるのが直近のリーグ戦5試合で10失点の守備面であり、特に75分以降の失点が「7」と終盤の失点が目立つ。その原因のひとつがゲームコントロールの拙さだ。リードしている状況を生かせず、終盤は攻撃が単調になり、簡単にボールを失うことで逆に相手の逆襲を浴びてしまう。リードを奪ってからの試合運びについては、今一度チーム全体で戦い方をすり合わせる必要があるだろう。

 今節はMF三原雅俊が累積警告のため出場停止となる。足首の故障でここ3試合欠場しているMF大谷秀和が戻れば問題ないが、仮にまだ欠場が続くようであれば三原、大谷という中盤で舵取りを担うボランチの不在によって、誰が試合をコントロールするのかという問題も発生する。

文:鈴木潤

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