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鳥栖が公式HPで今後の経営体制について報告…竹原社長「私の辞任を含めて検討」

2020.11.20

竹原代表取締役社長が、鳥栖の現状を報告した

 株式会社サガン・ドリームスの竹原稔代表取締役社長は20日、ユニフォームスポンサー決定のお知らせとともに、今後の経営体制に関するお知らせをサガン鳥栖のクラブ公式サイトで発表した。

 クラブ公式サイトによると、はじめに竹原代表取締役社長は、ユニフォームスポンサー決定に関する報告を以下のように実施した。

「まず、今回、木村情報技術株式会社様、株式会社関家具様、双日株式会社様、双日商業開発株式会社様が2020シーズン残りの試合をユニフォームスポンサーとしてご協賛頂けることになりました。新型コロナウイルス感染症の影響もあって経営的にも非常に厳しい状況のサガン鳥栖を今シーズン残りの試合で少しでも助けたいという思いでご協賛いただけました事、厚く御礼申し上げます」

 さらに、竹原代表取締役社長は同公式サイト上で、現状の経営状況を報告。自らの“覚悟”を示しつつ、現在の厳しいクラブ事情を説明した。

「このまま今季を無事に終わる事ができれば、今年度の決算はコロナ禍の影響で興行収入(チケット・グッズ等)が8億円減、広告収入では2億円減となり、約10億円の赤字の見通しで、約10億円の債務超過として決算を報告する事になります。サガン・ドリームスにとっても、J1昇格以来、初めて負債総額が資産総額を上回る状態となります。Jリーグのクラブライセンス上では、新型コロナウイルス感染症の影響で債務超過となっても、来季J1で戦うライセンスは発行される事にはなります」

「こうした状況を招いた経営責任を私自身、深刻に受け止めております。今回、融資によって、当面の資金繰りは何とかつないでおりますが、来期ユニフォームスポンサーが獲得できない、無観客試合など開催が続き興行収入が見込めない場合は、資金難に陥り存続の危機を迎えてしまうことになります。また融資に関しては、返済をして行かねばなりません」

「現在、サガン鳥栖の未来を護るために、私の辞任を含めて検討しております。それがサガン鳥栖の生き延びる道だからです」

 クラブ存続のためには、「来季のユニフォームスポンサーの獲得、そして、興行収入のV字回復が必要条件」と記した竹原代表取締役社長。自らの辞任も視野に入れつつ、鳥栖への応援と支援をお願いした。

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