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【札幌vs清水プレビュー】ホームでの無敗記録継続を目論む札幌…難敵連破の清水は勢いそのままに3連勝なるか

2020.11.20

[写真]=Noriko NAGANO、金田慎平

北海道コンサドーレ札幌 キーマン2人の復帰を勝利への追い風にできるか

【プラス材料】
 前節のサガン鳥栖戦は出場停止だったMF荒野拓馬、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応が出て離脱していたFW菅大輝という2選手の復帰は大きいだろう。

 とりわけ荒野は今季から採り入れているオールコートでのマンツーマンディフェンスには欠かせない選手とも呼べる存在で、この選手のプレッシングがチームにスイッチを入れてくれる。パスワークを売りとする清水エスパルスを相手に、第26節の川崎フロンターレ戦と同様にマンツーマンでの守備が色濃く発揮される可能性が高い。また、菅に関しても豊富な運動量が売りの選手であるため、シーズン終盤で疲労が蓄積してきた選手が多い中で支えとなるはずだ。

 また、コンディション不良から復帰したFWジェイも前節は見事な得点を挙げており、守備だけでなく攻撃面でも北海道コンサドーレ札幌は良い流れにあると言えそうだ。

【マイナス材料】
 全体的にチームとしては良い流れの中にある、とプラス材料で触れたが、ここ2試合は勝利なし。ジェイが決定力を見せたが、それは個のパワーが生かされたもの。チームとして相手の守備を崩し、決めきるというプレーは実際には多くない。

 相手のミスを突いてのものや相手が前がかりになった背後を突いてのカウンターでは得点を奪えているが、最近は高い位置からプレスを仕掛けているものの、全体的にはゴール前に人を揃える時間帯も多くなってきた。攻撃的なスタイルが打ち出せているようで、なかなか形にはなっていないとも感じ取れる。どちらかというとリアクションが多い。後手に回れば清水のパスワークに翻弄される可能性もあるだろう。

文:totoONE編集部

清水エスパルス 攻守両面の質が向上。シーズンダブル達成の可能性も

【プラス材料】
 平岡宏章監督の就任から2連勝。特に前節は上位のセレッソ大阪との真価を問われる2戦目だったが、真っ向勝負の末に3-1で快勝し、選手たちは自信を増している。

 また、これまでセットプレー以外からなかなか点が取れないという課題があったが、堅守のC大阪に対して流れの中から3得点したことも大きな収穫となった。試合内容に関しても、前半はC大阪に押し込まれたが、チーム全体で粘り強く守って決定機をあまり作らせていない。そして、後半は2人を投入して一気に流れを引き寄せて先制。盛り返されて一時は同点に追いつかれたものの、終盤に再びギアを上げて2得点と良い試合運びを見せた。

 攻撃のキーマンのひとりであるMF中村慶太が今季初得点を決めたのも大きい。北海道コンサドーレ札幌との前半戦の対戦でも似たような展開で勝っており、その再現に期待したい。

【マイナス材料】
 平岡監督に替わって初のアウェイゲーム。また初めて3バックの相手と戦うという中で、札幌独自の戦術にうまく対応できるか、5バックの守りを崩せるかというあたりは未知数な部分だ。

 ここ2試合の失点はセットプレーとクロスからで、札幌はどちらも武器にしているので、そこも懸念材料となる。また、『札幌ドーム』の芝は『IAIスタジアム日本平』とはかなり質が異なるようで、ここ4年間のアウェイゲームは1勝3敗(J2での対戦も含む)というデータもある。

 戦力面では、最近は負傷者が減っていたが、前節のC大阪戦で左サイドバックのDF金井貢史が負傷交代。ケガの内容や程度は不明だが、今節は欠場の可能性が高い。戦術眼が高く、相手の急所を突くパスを多く出していた選手だけに、彼を欠くのは攻撃面で損失と言える。

文:totoONE編集部

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