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【川崎Fvs横浜FCプレビュー】盤石の強さで記録を塗り替えた川崎F…初白星つかんだ横浜FCは波乱を起こせるか

2021.05.22

[写真]=兼子愼一郎、清原茂樹

川崎フロンターレ 自身初の4試合連続得点が懸かる三笘に注目

【プラス材料】
 今節の横浜FC戦は中5日での試合となり、十分な休養を得て臨むことになる。

 新たな離脱者もなく、おそらく現状のベストメンバーが並ぶ。下位に沈む相手との一戦ということを考えれば、いつもどおりにやることが重要になる。しっかりボールを保持して、もし奪われたら敵陣で即時奪回して、再び押し込む展開に持ち込む。そして、決めるべきチャンスをきっちり決める。期待はやはり好調を維持している攻撃陣だろう。FW小林悠とMF三笘薫は連続得点中で、特に三笘は3試合連続だ。20日に誕生日を迎えて臨む一戦で、4試合連続得点を記録したい。

 昨季から続くリーグ戦の無敗記録は22試合となり、リーグ新記録を樹立した。ここまでくれば、この記録をどこまで伸ばせるか。注目が集まるはずだ。

【マイナス材料】
 前節は北海道コンサドーレ札幌に2-0で勝利。首位をひた走る戦いぶりを見せているが、「まだまだ修正できる部分はある」と、鬼木達監督はチームの成長に向けて改善点があることを口にする。

 例えば、第20節のベガルタ仙台戦は相手の守備ブロックを攻めあぐね、終盤に失点したことで痛恨のドローに持ち込まれている。今節の相手である横浜FCも仙台同様に、しっかりとブロックを構えて守ってくる相手だ。堅い守備組織に対して焦れずに攻め続けること、そして、リードした後にも隙を見せない試合運びを心がけること。チームとして、まだまだ成熟していかなくてはいけない部分はありそうだ。

 両チームの順位を考えると、川崎フロンターレ有利の声が圧倒的に多いはずだろう。だが、そういう試合ほど落とし穴がある。仙台戦の反省を踏まえて、気を引き締めて臨みたい。

文:いしかわごう

横浜FC 安定感見せる守備陣がどこまで耐えられるか。マギーニョの不在も痛い

【プラス材料】
 開幕から14試合目にして、リーグ戦初勝利を挙げた。“神奈川ダービー”となった前節の湘南ベルマーレ戦で立ち上がりから積極的な姿勢を見せると、その姿勢がいきなり功を奏す。5分、右サイドバックのDF前嶋洋太のJ1初得点で先制。失点がVARで取り消されるなど運も味方につけると、後半にMF松浦拓弥が追加点を奪って2-0で勝ちきった。

 その初勝利の要因に挙げられるのが、守備の安定だ。早川知伸監督が就任してから4試合で13失点していた守備が、第13節の清水エスパルス戦で1失点、湘南戦では無失点と様変わり。ケガで出遅れていたDF高橋秀人とパワーやフィジカルが武器のDF韓浩康のセンターバックコンビが安定感を見せている。

 また、それ以上に存在感を見せているのがGK市川暉記だ。昨季からゴールを守った公式戦は無敗をキープ。今季もJリーグYBCルヴァンカップ第4節の柏レイソル戦で初出場を果たすと、そこから2勝2分を誇るラッキーボーイとしてチームを最後尾から支えている。

【マイナス材料】
 リーグ戦初勝利の勢いそのままに公式戦での連勝を目指したルヴァンカップ第6節の浦和レッズ戦だったが、0-2で完敗。公式戦での連勝を逃しただけでなく、試合前には引き分けでもプレーオフステージ進出が可能だった中、グループステージ敗退に終わってしまった。

 今節の相手である川崎フロンターレはここまで無敗で首位を独走しており、チーム状況は対照的。湘南戦の勝利に自信を得ながらも、今一度引き締めて臨まないと痛い目に遭うことは確実だ。昨季の対戦では2試合合計で8失点しており、その二の舞いだけは避けたい。

 その川崎Fから期限付き移籍で加入中のDFマギーニョが、契約上の都合により試合に出場できない。新体制になってからは本職の右サイドバックではなく、1列前の右サイドハーフでチームに推進力をもたらしていた存在を欠くのは痛手だ。

文:totoONE編集部

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