J1第15節でC大阪と広島が対戦した [写真]=J.LEAGUE
23日、明治安田生命J1リーグ第15節でセレッソ大阪とサンフレッチェ広島が対戦した。
直近のリーグ戦3試合で2分1敗と勝利から遠ざかっているC大阪は、前節終了時点で9位。7月からは改修を終えた『ヨドコウ桜スタジアム』を本拠地として使用するため、今節は『ヤンマースタジアム長居』でのラストマッチで4試合ぶりの白星を目指す。一方の10位広島は直近の公式戦で2連敗中。ともに上位進出へきっかけを掴みたい一戦となった。
最初のチャンスは広島だった。10分、敵陣中央で味方からの横パスを受けたMF柏好文が、右足で無回転気味のシュート。ボールは枠の右上を襲うが、C大阪のGKキム・ジンヒョンが横っ飛びでセーブを見せる。
広島は32分にもチャンスを迎える。相手のゴールキックをDF荒木隼人が跳ね返すと、MF青山敏弘がワンタッチで相手ディフェンラインの裏へパス。これに反応したFWジュニオール・サントスがフリーで敵陣ペナルティエリアへ進入し右足のシュートを放つ。しかしボールは右ポストに嫌われ、先制点には至らない。広島は38分にも左サイドからカットインしたMF藤井智也が右足でミドルシュートを放つが、今度はキム・ジンヒョンのセーブに防がれる。
対するC大阪はなかなか決定機を生み出すことができず、結局試合はスコアレスでハーフタイムとなる。
迎えた後半開始早々、C大阪が先制に成功する。47分、左CKを獲得するとキッカーはMF清武弘嗣。右足インスイングのボールが広島GK大迫敬介の上を越えると、最後はこぼれ球をMF奥埜博亮がゴールへと押し込んだ。
しかしその3分後、広島もセットプレーから同点に追いつく。こちらは右CKからMF森島司がアウトスイングのボールを上げると、ニアサイドでDF野上結貴が頭でフリック。ファーサイドにポジションを取っていたJ・サントスがワントラップからシュートを決めた。瞬く間にスコアは同点となる。
追いついた広島は59分、逆転に成功する。センターサークル付近でボールを受け前を向いたJ・サントスが、追走する相手選手を振り切り敵陣中央へ進入し前線へ絶妙なスルーパスを供給。これに反応し抜け出したFW浅野雄也がキム・ジンヒョンを振り切ると、ペナルティエリア左から左足でゴールへと流し込んだ。直前のシーンにVARのチェックが入るが得点は認められ、スコアは1-2となる。
その後ホームのC大阪が攻勢を強めるも、決定機を創出するには至らず。後半アディショナルタイムには10分が設けられるが、広島は素早い帰陣と組織的なディフェンスでC大阪の同点弾を許さない。
そして試合は結局、1-2で終了。アウェイの広島が、J・サントスの1ゴール1アシストの活躍で公式戦3試合ぶりの勝利を収めた。一方のC大阪は、“長居ラストマッチ”を勝利で飾ることはできなかった。
【得点者】
1-0 47分 奥埜博亮(セレッソ大阪)
1-1 50分 ジュニオール・サントス(サンフレッチェ広島)
1-2 59分 浅野雄也(サンフレッチェ広島)
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By サッカーキング編集部
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