FC東京、GK阿部伸行と契約満了「FC東京のサッカーをこれからも応援しています」

　FC東京は15日、GK阿部伸行との契約満了をクラブ公式サイトで発表した。

　現在37歳の阿部はFC東京の育成組織出身。2007年にトップチームに加入したが、出場機会がなく、2011年に湘南ベルマーレへと完全移籍した。その後、ギラヴァンツ北九州やAC長野パルセイロでもプレーし、2021シーズンに11シーズンぶりとなるFC東京復帰を果たした。今シーズンは明治安田生命J1リーグの1試合とJリーグYBCルヴァンカップの1試合でベンチ入りを果たしたが、出場はなかった。

　なお、阿部は先日、クラブの新型コロナウイルス感染症対策に関するチーム内規に違反する行動をとったとして、複数のチームメイトとともに厳重注意処分を受けていた。

　阿部は発表に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「結果を出せず選手として人間として力不足を感じる一年になりました。同時に長谷川前監督をはじめ、森下監督、山下GKコーチを中心にいつも熱意をぶつけてくれるコーチングスタッフそして選手の身体を何よりも大切にしてどこまでも改善に向き合ってくれるトレーナー陣に支えられ成長を感じ、まだ成長できると本気で思える一年でもありました」

「まだまだ世の中が不安定な中、クラブに力を送っていただいたクラブスポンサー企業の皆様。我慢と隣り合わせでもスタジアム、DAZNで観戦していただいたファン・サポーターのみなさまの期待に応えられず裏切ってしまったことをこの場をかりてお詫びと感謝を伝えたいです。申し訳ありませんでした」

「最後まで諦めない直向きでカッコいい！変化も前向きに楽しむFC東京のサッカーをこれからも応援しています。一年間ありがとうございました」