町田、DF三鬼海が山形から完全移籍加入…今季は期限付き移籍でプレー

　FC町田ゼルビアは21日、モンテディオ山形より期限付き移籍で加入していたDF三鬼海について、完全移籍することが決まったと発表した。

　現在28歳の三鬼は名古屋グランパスの育成組織出身。2011年から2016年にかけても町田でプレーしていたが、2016シーズン途中に一身上の都合により同クラブとの契約を解除していた。2017シーズンはロアッソ熊本でプレーし、2018シーズンから山形に所属していた。

　今季に期限付き移籍で4年半ぶりとなる町田復帰を果たした三鬼。2021シーズンは明治安田生命J2リーグの35試合、天皇杯の1試合に出場した。

　三鬼は発表に際し、町田のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントしている。

「FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様。来シーズンもＦＣ町田ゼルビアでプレーさせていただくことになりました。今年町田へレンタルで加入させていただくことになり、皆様に受け入れてもらえるか不安でしたが、たくさんポジティブな言葉をかけていただき町田に戻って来られて本当に幸せに思います」

「皆様の期待を裏切らないよう、また心からおかえりなさいと言ってもらえるようにピッチ内外で町田のために貢献したいと思います。必ずJ1へ行きましょう！！」

　また、退団する山形のクラブ公式サイトを通じてもコメントし、サポーターへの感謝をつづった。

「モンテディオ山形に関わる全ての皆様、この度FC町田ゼルビアに完全移籍することになりました」

「山形での三年間は何度も怪我に苦しみ、思うようなプレーが出来ず、チームにも貢献できず悔しい日々でした。それでもファン・サポーターの皆様にはいつも支えられ励まされ、そして期待し続けてくださいました。そのおかげでどんな時も気持ちを切らさず頑張ることが出来ました。皆様から頂いた思いと誇りを胸に2021シーズンは町田でたくさん試合に出場させていただき、昇格は叶いませんでしたが充実したシーズンを送ることができました」

「山形のファン・サポーターの皆様からは『山形に戻ってきてほしい』と、たくさんの声をいただき、本当に嬉しく山形で活躍したいとも思いました。ただ、今回は叶いませんでしたが、また皆様の前で成長した三鬼海をお見せ出来るよう頑張りたいと思います」

「今度は対戦相手として会うことになりますが、気軽に声を掛けていただければ幸いです。三年間という決して長くはない中でこんなにも好きになるとは思いませんでした。本当に皆様には感謝しています。ありがとうございました」