■浦和レッズ
【プラス材料】
開幕から2試合で1分1敗と結果がついてきていないが、いずれも決定機の数では相手を上回るような試合展開であり、内容の面で悲観する要素は少ない。
新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手が複数いる中、水曜日のヴィッセル神戸戦で加入後初スタメンのMF松崎快が初ゴールを挙げたのも前向きな要素と言える。
優勝を見据えるシーズンである以上、開幕3試合未勝利は許されない。絶対に勝利が求められるゲームになる。
【マイナス材料】
前線の台所事情が苦しい前線で、MF明本考浩が神戸戦で退場処分に。今節のガンバ大阪戦は出場停止となるため、さらにメンバー選考が厳しい。
MF小泉佳穂がフル出場できるコンディションなのかは不透明だが、頼らざるを得ない面もあるだろう。また、2試合で3失点を喫している最終ラインも少し引き締めたいところ。
中2日での厳しい日程の中、新型コロナウイルスの影響もありベンチワークも苦しい。先制点からの逃げきりが勝利への道筋になりそうだ。
文:totoONE編集部
■ガンバ大阪
【プラス材料】
鹿島アントラーズとの開幕戦は前半に退場者が出たことも響き、1-3で敗戦。JリーグYBCルヴァンカップ開幕戦のセレッソ大阪戦も2-3で敗れた。
複数失点が続くも、新しいサッカーに取り組んでいる最中と考えれば我慢も必要。やりたいことを体現できている時間帯もあり、今はその時間を増やしていくだけだろう。
昨季は点が取れず苦しんだが、2連敗の中でもゴールが生まれているのはポジティブな材料。C大阪戦の後半はボールが動く中でフィニッシュにつながるシーンも多かった。
【マイナス材料】
今節は開幕戦で一発退場となったFWパトリックが不在。C大阪戦を見る限り、合流が遅れたFWレアンドロ・ペレイラとMFウェリントン・シウバも含め、まだまだコンディションが上がりきっていない選手が多い。前線の構成は頭を悩ませるところだろう。
開幕戦は前線の選手の特長もあり蹴る展開が多くなったが、基本的にはボールを握り、つないでゴール前まで持ち込むのが今季のガンバ大阪が目指すスタイル。予想メンバーが先発を飾れば、それがより顕著に体現されるはずだ。
文:totoONE編集部