■柏レイソル
【プラス材料】
開幕戦の湘南ベルマーレ戦で2-0の勝利を飾り、幸先の良いスタートを切った。中でもMF中村慶太が先制点となるPKを獲得し、MF小屋松知哉も追加点を奪うなど新戦力が早くも躍動。順調にチームにフィットしていることを印象づけており、移籍した主力選手たちの穴を補って余りある活躍を見せている。
また、開幕戦ではMF山田雄士とFW細谷真大の活躍のほか、23日のJリーグYBCルヴァンカップではU-18から昇格した1年目のFW真家英嵩がデビュー戦で初得点を決めるなど若手の台頭が著しい。
【マイナス材料】
開幕戦でFWドウグラスが負傷交代となった。ネルシーニョ監督によれば軽傷とのことだが、今節のスタメン出場は微妙である。しかも、今週始めにはFW武藤雄樹が半月板損傷で全治約2カ月というニュースが発表された。FWの序列の1~2番手に来る両選手の負傷離脱はチームにとって大きな痛手だ。
開幕戦の湘南戦は勝利を収めたものの、相手が退場者を出したことも試合展開に大きく影響しており、11対11の数的同数の時間帯はビルドアップの面でまだ課題が見られた。
文:鈴木潤
■横浜F・マリノス
【プラス材料】
開幕戦こそセレッソ大阪と2-2で引き分けたが、ACL出場のため前倒しで行われた第9節の川崎フロンターレ戦に4-2で勝利。昨季の優勝チームから逆転勝ちを収め、今季初白星をつかみ取った。
FW仲川輝人が2試合連続となるゴールを記録し、2試合で3得点と絶好調だ。左ウイングでのプレーも板についてきており、この試合でも得点を期待できそうだ。
また、FWエウベルも2ゴール・1アシストと存在感を発揮。攻撃を牽引する両ウイングの働きが今節もカギを握りそうだ。
【マイナス材料】
ここまで1勝1分とまずまずのシーズン立ち上がりだが、2試合連続で2失点を喫しているのは気になるところ。昨季リーグ最多得点の攻撃力は健在でも、これだけ失点が多ければ勝ち点を取りこぼす試合も出てきてしまうだろう。
特に2試合連続で先制を許しているのは大きな問題で、できれば先に点を取って主導権を握りたい。
C大阪戦で2失点したセットプレーの守備という問題も解決しておらず、空中戦の弱さがチームのアキレス腱になるかもしれない。
文:totoONE編集部