[写真]=森優斗、小林渓太
■横浜F・マリノス
【プラス材料】
2日に行われたヴィッセル神戸戦は2-0で勝利。2月27日の柏レイソル戦から先発を8選手入れ替えた中でもチームパフォーマンスを維持し、勇猛果敢なサッカーで勝ち点3を手にした。
特に加入後初先発のFW西村拓真が2得点の活躍を見せたことは大きな収穫だ。FWではなくトップ下としてプレーし、ゴール以外にも攻撃に変化をつける働きを披露。アクセントをつけられる選手として今後も重宝しそうだ。
開幕から2勝1分と無敗のホームゲームで今季初の連勝を目指す。
【マイナス材料】
負傷者続出で台所事情は非常に厳しい。
柏戦でDF畠中槙之輔とFWマルコス・ジュニオールが負傷。同じく柏戦ではMF喜田拓也、その後の練習ではFWレオ・セアラも負傷しており、2月23日の川崎フロンターレ戦で負傷交代したMF渡辺皓太も試合に間に合うか微妙だ。
依然として主力クラスを多く欠いた状態でこの一戦に臨む必要があり、パフォーマンスを維持・向上させるのは簡単な作業ではない。指揮官のマネジメント力も大きなポイントになりそうだ。
文:totoONE編集部
■清水エスパルス
【プラス材料】
前節の“静岡ダービー”を制して今季初勝利。JリーグYBCルヴァンカップも含めると今季公式戦負けなしで、戦力的に万全ではない中でもムードは悪くない。
特にMF鈴木唯人は開幕から2試合連続得点や鋭い突破力でチームを力強く牽引している。新加入のMF神谷優太もジュビロ磐田戦で2アシストを記録し、水曜日に行われたルヴァンカップの徳島ヴォルティス戦では得意のFKで加入後初ゴールをマーク。MF中山克広も磐田戦で見事な決勝ゴールを決めるなど、攻撃陣が調子を上げているのは大きい。
守備も2試合で2失点と、内容的にも安定感が出ている。
【マイナス材料】
まだ故障者や調整不足の選手が多い。外国籍選手は7人いるが、現時点で試合に出ているのはMFベンジャミン・コロリだけ。攻撃陣の駒不足はもう少し続きそうで、新たに故障者が出た場合のバックアップも不足気味だ。
また、横浜F・マリノス戦は4試合勝利がなく、アウェイ戦では2連敗中。その4試合で11失点するなど、横浜FMの攻撃力を抑えきれていない。攻撃陣が調子を上げてきたとはいえ、2失点以上すると苦しくなるため、守備の踏ん張りという部分が大きなポイントとなる。
文:totoONE編集部