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【湘南vs京都プレビュー】戦力充実も結果がついてこない湘南…勝利で前節の大敗を払拭したい京都

2022.03.12

[写真]=清原茂樹

湘南ベルマーレ

【プラス材料】
 チーム内の競争が激しい。ケガや出場停止もあるとはいえ、開幕からひとつとして同じスタメンがない事実が選手たちの切磋琢磨を裏づける。

 2戦2勝でグループ首位に立つJリーグYBCルヴァンカップもまた、戦術の共有と分厚い戦力の証に違いない。経験豊富な選手とU-21日本代表候補に選ばれたMF田中聡やMF平岡大陽ら若手の融合も得難い。

 リーグ戦は未勝利も、自分たちの目指すべき道は明確なはず。苦しい経験を生かし、内容と結果につなげたい。

【マイナス材料】
 前節の浦和レッズ戦は攻守で後手を踏み、0-2で敗れた。開幕から3試合いずれも先制を許し、とりわけここ2試合は前半のうちにビハインドを負っている。ここまで1得点と、攻撃においても十分な結果を残せていない。コンパクトかつ強度を伴った堅守とボールを奪った後の精度を突き詰めたいところだ。

 2017年にJ2で対戦して以来となる京都サンガF.C.とのマッチアップは、通算対戦成績12勝10分15敗と分が悪い。ホームでも5勝5分9敗と黒星が先行している。

文:隈元大吾

京都サンガF.C.

【プラス材料】
 開幕からの5連戦(JリーグYBCルヴァンカップ含む)を2勝2分1敗の成績で乗りきり、J1初挑戦となる選手たちも一定の手応えを感じることができた。昇格クラブとしては悪くないスタートと言える。

 90分間の中でリズムをつかめる時間帯は前線からのプレッシングが機能して、攻撃に移った後もチャンスを作れている。3トップの3人がゴールを決めているのも前向きな材料だ。

 一時は多かったケガ人も、今週頭の練習で複数人が全体練習に復帰。こちらも朗報だ。

【マイナス材料】
 前節のジュビロ磐田戦の敗戦は完敗と言える内容だった。プレスがかからず、その後の守備対応も時間の経過とともに苦しくなっていった。湘南ベルマーレもスカウティングでこうした部分は見逃さないはず。こちらの手薄なエリアを突く攻撃を狙ってくるに違いない。

 前節に4失点を許して、守備陣には精神的なダメージもあるだろう。チーム全体で守れている時はいいが、守備陣だけで耐えなければいけない局面でどれだけ踏ん張ることができるかどうかは不安材料だ。

文:totoONE編集部

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