8年の任期を終えた村井満チェアマンが退任「私がチケットを買えないくらいの風景に」

　Jリーグは15日、2022年度第1回社員総会および臨時理事会を開催し、社員総会にてＪリーグ理事に選任された野々村芳和氏が、その後の臨時理事会で第6代チェアマンに選任され、同日に就任したことを発表。これを受け、Jリーグチェアマンの村井満氏が同職を退任し、公益社団法人日本プロサッカーリーグの名誉会員に選任された。

　社員総会後の記者会見に先立って挨拶を行った村井氏は「本日をもって8年に渡る私の任期を終えることとなりますが、これまで多くの関係者の皆様、メディアの皆さまに支えていただきましたこと、この場を借りて改めてお礼を申し上げたいと思います」と謝辞を述べ、「今後、野々村さんがJリーグを率いていきますけど、経験豊富、実績も十分、覚悟も十分、そして若さもあります。そして今日招集された理事の皆さんも新たな可能性を秘めた方がたくさんおりますので、是非いろんな話を聞いていただければと思います。その中に多くのJリーグの夢が込められていると思いますので、よろしくお願いいたします」と新体制への期待を口にした。

　そして最後に、「私はスタジアムに行ってサッカーを観戦する日々を楽しみにしております。今度のベトナムとの代表戦のチケットが取れずに苦労しておりますが、Jリーグの試合が満員で私がチケットを買えないくらいの風景になってもらえたらと願っております」とコメントし、Jリーグのさらなる発展に向けてエールを送った。