[写真]=宮地輝、清原茂樹
■柏レイソル
【プラス材料】
5試合を終えて3勝1分1敗と好スタートを切った。
1-1で引き分けた前節の名古屋グランパス戦もGKランゲラックの度重なるビッグセーブに追加点のチャンスを阻まれたものの、名古屋相手に多くのチャンスを作り出せたことはポジティブに捉えていいだろう。
また、前週のJリーグYBCルヴァンカップのサガン鳥栖戦ではルーキーのFW升掛友護の同点ゴールで土壇場に追いつき、あと一歩で逆転という展開に持ち込んだ。簡単には負けないしぶとさも身についてきた。
【マイナス材料】
U-21日本代表が参加したドバイカップでFW細谷真大とGK佐々木雅士が活躍したのは良いニュースだが、週末のリーグ戦までの日程がタイトであるため、コンディション次第では彼らを起用できない可能性がある。仮に細谷が欠場する場合、彼のスピードと推進力、守備面でのプレッシングがなくなる影響は小さくない。
今週は選手1名が新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。濃厚接触者はおらず、選手名も公表されていないが、主力選手を欠く事態も想定される。
文:鈴木潤
■ジュビロ磐田
【プラス材料】
前節の浦和レッズ戦はディフェンスラインが崩壊して1-4と大敗を喫したが、26日のJリーグYBCルヴァンカップのアビスパ福岡戦では守備を修正して1-0で競り勝ち、今季公式戦初完封勝利を収めた。MF遠藤保仁やMF鈴木雄斗、DF大井健太郎ら主力選手が出場したことで、リーグ戦での立て直しにもつながるはずだ。
柏レイソルとのリーグ戦での対戦成績は23勝4分15敗と分がいい。ここまで3勝1分1敗の4位と好調を維持する柏に、粘り強い守りで食らいつきたい。
【マイナス材料】
新型コロナウイルスの影響で選手複数人が離脱したのは痛い。さらに、ベテランのMF山田大記のコンディションも本調子とは程遠い。新外国籍選手のブラジル人MFドゥドゥの合流遅れも気になるところだ。
FW杉本健勇は今季公式戦6試合に出場しているが、いまだ無得点。そろそろ今季初ゴールが欲しい。
3月中旬にチームへ合流した東京五輪ブラジル代表のDFリカルド・グラッサがすぐにチームにフィットできるかもポイントになる。
文:totoONE編集部