[写真]=J.LEAGUE、宮地輝
■京都サンガF.C.
【プラス材料】
ここ2試合で4得点と攻撃が機能している。
前節のガンバ大阪戦も引き分けに終わったが、チャンスの数は作れていた。前からプレスをかけ、ボールを奪えば守備から攻撃へ即座に切り替えて、複数の選手がゴールに向かって走り出す。最終局面の精度やアイデア、大胆さを欠いたことは反省材料だが、チームのスタイルを発揮できていることはプラス材料だ。
中盤と前線の選手層が薄くなっていた問題についても、G大阪戦でMF武田将平とFWイスマイラが戻ってきて交代出場から持ち味を発揮している。
【マイナス材料】
先週末と水曜日の2試合を先発メンバーを入れ替えずに戦っており、主力選手に疲労があるのは間違いない。エースのFWピーター・ウタカも38歳という年齢を考えれば、フルパワーとはいかないだろう。攻撃面で持ち味を発揮する選手だけに、連戦時に守備での貢献度が下がってしまうケースも考えられる。
他のポジションも武田とイスマイラが戻ってきたとはいえ、まだ複数の主力選手が欠場中だ。週末までに少人数でも戻ってきていればいいのだが……。
文:totoONE編集部
■サガン鳥栖
【プラス材料】
今季無敗の記録をひとつ伸ばした前節の北海道コンサドーレ札幌戦。しかも、5得点というおまけがついた。これまで負けないものの、得点が取れずに苦戦していたのが嘘のような試合だった。今節はその爆発力が本物かどうかが試される試合となる。
契約の関係で札幌戦に出場できなかったFW岩崎悠人が戻ってくる。札幌戦で2得点を挙げたFW垣田裕暉と並べると、京都サンガF.C.には脅威に映るだろう。MF藤田直之もフル出場したことで攻守のバランスが取れていた。今節も攻撃的な戦い方を見ることができるはずだ。
【マイナス材料】
札幌戦はマンツーマンの守備により無失点で乗りきった。今節も京都を相手に同じような守備意識で臨むものと予想される。
京都は前線からのプレスやボール奪取からの素早いカウンターを得意としており、厄介な相手となるだろう。サガン鳥栖の攻め上がりは京都にも織り込み済みであるため、切り替えの早さが求められる。
また、京都の早いプレスに耐えられるかどうかも重要だ。攻守の切り替えの早さがターニングポイントになる。
文:totoONE編集部