[写真]=清原茂樹、兼子愼一郎
■ジュビロ磐田
【プラス材料】
前節のセレッソ大阪戦は1-2で敗れたが、相手選手の退場で数的優位に立った終盤には猛攻を見せた。
FWファビアン・ゴンザレスは直近の公式戦5試合で4得点と好調を維持する。C大阪戦で1トップに入ったFW大津祐樹も第10節の名古屋グランパス戦の後半だけで2得点を挙げるなど、状態が良い。
ケガのGK三浦龍輝に代わって名古屋戦でJ1初先発を飾ったGKアレクセイ・コシェレフは守備陣との連係も取れ、安定感が増してきた。
【マイナス材料】
第11節の鹿島アントラーズ戦から今季2度目の連敗と苦戦が続く。リーグ戦12試合で20失点はリーグワーストの数字で、最終ラインには不安を残す。
FW杉本健勇は10試合に先発しながら、いまだ無得点と決定力不足が深刻。DF小川大貴は負傷離脱し、MF山田大記もケガの影響で復帰の見通しが立っていない。ボランチでの出場が見込まれるMFドゥドゥはまだ時間がかかりそうだ。
文:totoONE編集部
■FC東京
【プラス材料】
守備陣にケガ人が相次いでいるものの、前節のサガン鳥栖戦では今季リーグ戦初スタメンのDF岡崎慎とDF中村帆高らが奮闘。0-1で敗れたが、アルベル・プッチ・オルトネダ監督は「いつも以上に選手たちが自信を持ってボールを大切にプレーして一歩成長してくれた」と評価した。
今節の相手はJリーグYBCルヴァンカップ第5節で敗れたジュビロ磐田。通算対戦成績は13勝11分17敗だが、これはJリーグ参入初期に勝てなかったため。過去5試合の対戦は2勝2分1敗と、今や苦手意識はない。
【マイナス材料】
前節は今季リーグ戦初の連敗かつホームでの初黒星となった。
今節は敵地『ヤマハスタジアム』での試合。前述のとおり、今や磐田に苦手意識がないとはいえ、このスタジアムとの相性は悪く、1999年のJリーグ参入以降のリーグ戦では23年間でたった3勝しかしていない。さらに、今季はルヴァンカップを含めてもアウェイでの勝率が3割以下だ。
FW陣の得点がここまで2点のみ、と少ないのも気になるところ。決めるべき人が決めて、3連敗は何としても回避したい。
文:宮本ゆみ子