京都サンガF.C.と川崎フロンターレが対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J1リーグ第16節が29日に行われ、京都サンガF.C.と川崎フロンターレが対戦した。
ホームの京都は前節横浜F・マリノスに敗れて今季初の連敗となり、6戦未勝利。一方、川崎Fは前節の湘南ベルマーレ戦で0-4の大敗を喫し、首位の座を鹿島アントラーズに明け渡した。
ともに前節から中3日で迎えた一戦。最初の決定機はアウェイの川崎Fに訪れる。15分、相手DFのバックパスがずれ、すかさずレアンドロ・ダミアンが反応。しかし、シュートは相手GK上福元直人に阻まれて先制点とはならない。川崎Fは何度か相手のゴールに迫るが、得点を奪えずスコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは60分、ホームの京都が先制する。荻原拓也が左サイドの深い位置をドリブルで突破し、高速のクロスをゴール前に供給。相手DF佐々木旭のクリアがそのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールが記録された。
63分、京都に再び決定機が訪れる。川﨑颯太が前方にロングボールを送り、宮吉拓実が頭で落とす。反応したピーター・ウタカが右足でシュートを放ったが、カバーに入った相手DFにゴールラインの手前でクリアされて追加点とはならない。
1点が遠い川崎Fは後半アディショナルタイム4分、小林悠が知念慶とのワンツーパスでボックス中央に侵入。左足を振り抜いたが、左のポストに嫌われた。
試合はこのまま終了し、京都が最後まで高いインテンシティを保って1点を守り切った。京都は7試合ぶりの白星で今季5勝目、川崎Fは今季初の連敗を喫した。なお、川崎Fがリーグ戦で連敗を喫するのは、2018年5月の浦和レッズ戦とFC東京戦以来、4年ぶりとなる。
この後は代表ウィークに突入するため、J1リーグは中断する。両チームの次戦は1日に行われる天皇杯2回戦となり、京都は高知ユナイテッドSC、川崎Fは札幌大学と対戦する。
【得点者】
1-0 60分 オウンゴール(京都)
【スターティングメンバー】
京都(4-3-3)
上福元直人;白井康介、アピアタウィア久、麻田将吾、荻原拓也;川﨑颯太、福岡慎平(73分 井上黎生人)、武田将平(90+3分 武富孝介);山田楓喜(46分 宮吉拓実)、ピーター・ウタカ(88分 山﨑凌吾)、松田天馬(90+3分 豊川雄太)
川崎F(4-3-3)
チョン・ソンリョン;山根視来、谷口彰悟、車屋紳太郎、佐々木旭(88分 山村和也);橘田健人、脇坂泰斗(70分 知念慶)、遠野大弥(62分 瀬古樹);小林悠、レアンドロ・ダミアン(61分 家長昭博)、宮城天(46分 マルシーニョ)
By サッカーキング編集部
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