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仙台が「カレーは飲み物」を商標登録出願「目的はあくまでもトラブルの予防です」

2022.07.04

カレー半額キャンペーンの仕掛け鳥ベガッ太 [写真]=鈴木颯太朗

 ベガルタ仙台は4日、「カレーは飲み物」を商標登録出願したことについて、クラブ公式サイト上に声明を掲載した。

 仙台は今年5月25日にホームで行われた明治安田生命J2リーグ第18節ファジアーノ岡山戦において、「ユアスタのドリンクすべて50%OFF」キャンペーンを計画。クラブの公式Twitterで告知を行った際、クラブマスコットのベガッ太が「えっ?飲み物50%オフ?ということは半額??つまりカレーも半額だな」と反応。FW中島元彦も「半額決定です。ベガッ太くんと勝手に決めました」と援護射撃し、社内会議の結果、「ユアスタのドリンク&カレーすべて50%OFF!!」にキャンペーン内容が改められた。

 そんななか、仙台が6月24日に「カレーは飲み物」を商標登録出願していたことが判明。すでに「カレーは飲み物。」が第30類「加工食品」と第43類「飲食・宿泊」で商標登録されているなか、第35類「広告・事務」および第41類「教育・娯楽」で出願を行った模様だ。商標の権利は登録されている区分の範囲でのみ有効となる。

 SNS上では出願の是非をめぐって議論が交わされたが、同クラブはトラブルの予防が目的であると、その意図を説明している。

「クラブでは、本年5月にベガッ太の「カレーは飲み物」発言から話題をいただき実施したイベント『ユアスタのドリンク&カレーすべて50%OFF!!』が大変好評であったため、ご要望に応えて本イベントを今後も行うことを検討しています。その際、第3者から権利侵害などの申し出がされることを防ぎ、スムーズにイベントを実施し、広報するために出願したもので、目的はあくまでもトラブルの予防です」

 「なお、この出願の意図はイベント関連を対象とするもので、既に登録されている商標『カレーは飲み物。』の指定役務『カレーを主とする飲食物の提供』や、指定商品『カレー風味の弁当』など、カレーに関する各種の食物を内容とする既登録商標に十二分に配慮をし、これらとは明らかに類似しないように配慮しました」

「当クラブでは、今後イベントを開催するにあたり、既登録商標を尊重し、権利侵害にならないよう十分配慮いたしますのでご安心ください。みなさまのご理解を何とぞよろしくお願いいたします」と

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