[写真]=J.LEAGUE
8月の『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール』が発表され、J2はレノファ山口FCに所属するMF田中渉が受賞した。
受賞したのはJ2第32節・水戸ホーリーホック戦の6分に決まったゴール。自陣センターサークル付近からの超ロングシュートを突き刺した。「あの距離から決めたこともなかったですし、思い出に残るゴールになりました」という一発を振り返ってもらった。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
――まずは8月の『明治安田生命Jリーグ KONAMI月間ベストゴール』受賞おめでとうございます!
田中 初めての受賞なので素直に嬉しいです。あの距離から決めたこともなかったですし、思い出に残るゴールになりました。
――水戸戦で決めた自陣からの超ロングシュートを改めて振り返っていただけますか?
田中 まずは佐藤(謙介)選手が体を張ってボールを奪ってくれました。カウンターにつなげようと周囲を確認した際、味方の位置と同時に相手GKが前に出ているのが見えました。早い時間帯だったので狙う決断ができたこと、首を振って味方と相手GKの位置を確認できたことがポイントでした。距離がかなりあったので、インステップでとにかく強いキックを意識してシュートを打ちました。
――視野の広さ、判断力、しっかりと左足で枠を捉える技術。その全てが詰まった素晴らしいゴールだったと思います。
田中 どこでボールを持ってもまずはゴールを意識していますし、遠い選手から見るようにしています。もともとはサイドハーフやFWをやっていて、カットインしてゴールを狙うタイプの選手でした。高校時代から中盤をやり始め、視野は広くなったと思います。左足のキックでは「誰にも負けたくない!」と思って、これまでずっと練習をしてきました。
――その左足のキックはお兄さんの田中宏武選手(北海道コンサドーレ札幌)と共に磨き上げた部分もありますか?
田中 小さい頃は僕がクロスを上げ、兄がシュートする練習をずっとやっていました。よく僕がクロスをミスして怒られましたね(笑)。中学・高校も同じチームでしたし、ここまで二人で切磋琢磨して成長してきたと思います。自分のサッカー人生においては欠かすことのできない存在です。
――昨年7月にベガルタ仙台から育成型期限付き移籍で加入し、今季は契約を延長して山口残留を選びました。オファーが届いた時の心境、今季も山口でプレーすることを決めた理由について教えてください。
田中 仙台ではなかなか試合に出ることができず、ケガもあり苦しい時間が続いていました。そんな時にオファーをいただき「山口に行って成長したい!」という気持ちになりました。昨季は試合に出場して、まだまだ足りない部分が多いなと思いました。山口はチームの雰囲気がすごく良いですし、攻守にアグレッシブなスタイルなので自分にとってプラスになっていると思います。
――今季はインサイドハーフやシャドーでプレーし、昨季と異なるポジションを経験しています。今季のここまでの収穫と現状の課題は何でしょうか?
田中 狭いエリアでも間でパスを受けてのターンは良くなっていると思います。シャドーはよりゴールやアシストを狙えるポジションですし、シュートに至るシーンは増えてきています。あとはもっと決められるようにしていきたいですね。課題は守備時のプレスの掛け方や相手センターバックがガツンと来た時に負けてしまうこともあるので、フィジカル的な部分も改善していきたいと思っています。
――参考にしている選手としてイングランド代表のフィル・フォーデン(マンチェスター・C)の名前を挙げていますね。
田中 今は前線に入ることが多いですけど、中盤のどのポジションをやってもいいプレーができる選手だと思います。同じ左利きですし、ポジショニングやターンの鋭さは参考にしています。高校時代から注目し始めて、今でもシティの試合はよく見ています。
――今季の山口といえば土壇場で追いつく、勝ち越す“維新劇場”が印象的です。ホームでの強みは何だと思いますか?
田中 スタジアムの雰囲気はすごく大きいですし、ビハインドの状況でも誰一人として諦めていません。チーム全体でポジティブな良い声掛けができていると思います。ただ、選手としてはギリギリで追いつく、勝ち越すではなく、しっかりと勝ち切りたいという気持ちが強いです。
――今季も残り7試合となりました。チーム、個人として残り試合で何を示していきたいと考えていますか?
田中 自分たちのペースでできている試合が多い一方、勝ちきれないことは課題だと思います。攻守どちらも最後の精度の部分は突き詰めていきたいです。個人としては得点・アシストにこだわっていきたいと思います。自分の得点・アシストが増えればいい方向に向くと思いますし、一つひとつ勝って上に行けたらと思います。
――では、最後にファン・サポーターへメッセージをお願いします。
田中 苦しい時でもいつも声援を送っていただき感謝しています。勝利で恩返しできるように全力で戦うので、残り試合も応援よろしくお願いします!
【PR】「ABEMA de DAZN」で
Jリーグの熱戦を堪能しよう!
「ABEMA de DAZN」は、ABEMAでDAZNスタンダードのコンテンツ(※)が視聴できるプラン。 Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどすべてのDAZNスタンダードコンテンツがABEMAで楽しめる。
月額プランは4,200円(税込)、年間プランなら32,000円(税込)で月あたり2,667円(税込)とお得! アニメ・映画・バラエティーなど、ABEMA無料コンテンツも堪能できるのでお見逃しなく。
※プロ野球、DAZN LINEAR、追加有料コンテンツ(ペイ・パー・ビュー)は対象外。
- ① 「ABEMA de DAZN」の年間プランなら月あたり2,667円(税込)でお得!
- ② Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、リーグ・アンなどコンテンツが盛りだくさん!
- ③ コメントしながらのライブ観戦、追っかけ再生、見逃し配信など楽しみ方も充実!
【PR】Jリーグを楽しむなら
「DMM×DAZNホーダイ」!
「DMM×DAZNホーダイ」とは、DMMプレミアムとDAZNスタンダードをセットで利用できるプラン。単体契約ならDMMプレミアム月額550円(税込)、DAZNスタンダード月額4,200円(税込)のところ、本プランなら月額3,480円(税込)だからとってもお得です!
- ① 「DMM×DAZNホーダイ」なら単体契約より月額1,270円(税込)も安い!
- ② Jリーグをはじめとする様々なスポーツ、アニメ・エンタメが見放題で楽しめる!
- ③ 新規入会月から3カ月間、「DMMポイント」が毎月550ポイントもらえる!
By 三島大輔
サッカーキング編集部