秋田DF増田繁人、今季限りでの退団を発表…ケガからの復帰を目指すも「もう一度ピッチ立ちたかった」

　ブラウブリッツ秋田は20日、DF増田繁人が契約満了に伴い今シーズン限りで退団することを発表した。

　1992年6月11日生まれの増田は現在30歳。2011年に流通経済大付属柏高校からアルビレックス新潟へと入団した。その後、大分トリニータやFC町田ゼルビア、ファジアーノ岡山などでのプレーを経て、2021年にブラウブリッツ秋田に加入。昨シーズンは明治安田生命J2リーグ28試合に出場し3ゴールを記録した。

　昨年12月に両足関節変形性足関節症の手術を実施し、復帰に向けてリハビリを行っていた増田。しかし、今シーズンはここまで公式戦出場は果たせていない。増田はブラウブリッツ秋田退団に際し、クラブ公式サイトで感謝の思いを残している。

「今季限りでチームから離れることになりました。今シーズンは2度にわたる手術と長引くリハビリで想像していた以上に苦しいシーズンとはなりました。歩くことも困難な状態から自分のコンディションを取り戻すために、たくさんの人のお力をお借りしました。この場を借りて感謝申し上げます。また、孤独なリハビリで復帰できるのか不安になる度に、ピッチで躍動するチームメイト達の姿が自分を奮い立たせくれました。皆ありがとう！」

「ブラウブリッツ秋田の選手たちは、本当に真面目でひたむきな選手ばかりです。そんなチームメイト達とサッカーができたこと。J2初年度を戦い抜けたこと。秋田に来て2年とわずかですが、チームが、秋田が大好きになりました。欲を言えば、もう一度ピッチ立ちたかったです。ただ、怪我も実力。この悔しさは来年以降に持ち越します！」

「なかなか交流が無かったのが心残りですが、サポーターの皆さんからの温かい声援には感謝しかありません！　辛い時期を支えてくださりありがとうございました！　またどこかで会える日を楽しみにしています！　みなさん、本当にありがとうございました！　秋田しったげすぎだ〜！」