母国凱旋のチャナティップ(写真はJ1第25節京都戦) [写真]=金田慎平
2022Jリーグアジアチャレンジの初戦が12日に行われ、BGパトゥム・ユナイテッドと川崎フロンターレが対戦した。
3年ぶり4回目の開催となる今季はタイで行われ、MFチャナティップを擁する川崎F、MFスパチョークを擁する北海道コンサドーレ札幌が参戦。DF谷口彰悟とDF山根視来が日本代表に招集された川崎Fは、松井蓮之や佐々木旭、瀬古樹、宮城天らが先発した。
前半は得点が生まれずにスコアレスで折り返すと、川崎Fは57分に先制ゴールを獲得する。ペナルティエリア右から遠野大弥が柔らかいクロスを送り、知念慶が打点の高いヘディングで合わせた。
ハーフタイムで大幅にメンバーを入れ替えていたパトゥムは、63分に試合を振り出しに戻す。ジャロエンサク・ウォンゴーンが右サイドからグラウンダークロスを送ると、山村和也を背負いながらボールを収めたコンハードが振り向きざまに右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
川崎Fは65分に勝ち越し成功。ペナルティエリア中央でこぼれ球に反応した橘田健人が、豪快な一撃をゴール右上に突き刺した。しかし70分、ペナルティエリアの手前でコンハードを倒した山村にレッドカードが提示され、川崎Fは残り時間を10人で戦うことになった。
それでも、川崎Fは74分にリードを広げる。自陣深い位置の味方がロングボールを前方に放り込むと、マルシーニョが自慢の快足で相手DFラインの背後に抜け出す。ペナルティエリア内で相手GKをかわし、一呼吸置いてから冷静にゴールへと蹴り込んだ。
松長根悠仁や五十嵐太陽らも起用した川崎Fは、危険な場面を何度か作られそうになったものの、逃げ切って3-1で勝利した。次戦は15日に行われ、タイの『サンダードーム・スタジアム』で札幌と川崎Fが対戦する。
【スコア】
BGパトゥム・ユナイテッド 1-3 川崎フロンターレ
【得点者】
0-1 57分 知念慶(川崎F)
1-1 63分 コンハード(パトゥム)
1-2 65分 橘田健人(川崎F)
1-3 74分 マルシーニョ(川崎F)
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By サッカーキング編集部
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