名古屋、DF宮原和也とGK渋谷飛翔の今季限りでの退団を発表…クラブ初のJ2時代を乗り越えた2選手と別れ

　名古屋グランパスは18日、GK渋谷飛翔とDF宮原和也が契約満了に伴い今シーズン限りで退団することを発表した。

　1995年1月27日生まれの渋谷は現在27歳。関東第一高校から横浜FCを経て、2017年に名古屋グランパスに加入した。同クラブでは楢崎正剛氏（2018年に現役引退）やGK武田洋平、GKランゲラックらの控えに回ることが多く、在籍6シーズンで公式戦通算8試合の出場にとどまっていた。

　渋谷は名古屋グランパス退団に際し、クラブ公式サイトでファミリーに向けて感謝の思いを残している。

「今シーズン限りで名古屋グランパスを離れることになりました。6年間と長い時間を過ごしましたが、なかなかプレーするところを見せられず悔しかったです。グランパスに来て、楢﨑さんを初めとする素晴らしい選手たちと一緒にプレーすることができ、J1昇格、ACL、ルヴァンカップ優勝という貴重な経験もさせていただきました。思い返すと楽しいこと、苦しいこと色々な感情はありますが、この気持ちを糧に次のチームでは活躍できるよう頑張ります。名古屋グランパスに関わる全ての皆さん、６年間という長い時間本当にありがとうございました！　また、ピッチの上で会いましょう」

　1996年3月22日生まれの宮原は現在26歳。サンフレッチェ広島の育成組織からトップチームを経て、2017年に名古屋グランパスに加入した。クラブ史上初の明治安田生命J2リーグを戦った同シーズン、宮原はリーグ戦41試合に出場する活躍を見せ、1年でのJ1リーグ復帰の立役者に。その後も、右サイドバックを主戦場に“ロッソジャッロ”の一員としてプレーし、在籍6シーズンで公式戦通算182試合に出場した。また同選手は、JリーグYBCルヴァンカップ初優勝にも大きく貢献している。

　宮原は対人の守備に強く、これまでにも幾度もピンチを防いできた。名古屋グランパス退団に際し、ファミリーに向けて感謝の思いを残している。

「今シーズン限りで名古屋グランパスを離れることになりました。この6年間はJ1昇格、ルヴァンカップ優勝など様々な経験をすることができました。一緒に戦ってくださったグランパスファミリーの皆さん、いつも最高の応援ありがとうございました！　自分のチャントを歌ってくれた時に本当に嬉しかったのを覚えています。グランパスのユニフォームを着てもっとプレーしたかったし、このクラブを離れることは想像していなかったので残念ですが、ここに来ることができ良かったと思っていますし、この街が本当に好きになりました。6年間、名古屋グランパスに関わる全ての方々、本当にありがとうございました」