槙野智章が現役引退を発表 [写真]=Getty Images
ヴィッセル神戸は25日、元日本代表DF槙野智章が2022シーズン限りで現役引退することをクラブ公式サイトで発表した。
1987年3月生まれの槙野は、サンフレッチェ広島の育成組織を経て、2006年にトップチーム昇格。2008年のJ1昇格などに貢献し、公式戦通算157試合に出場した。2011年1月にドイツ1部のケルンへと完全移籍し、ブンデスリーガでは8試合に出場した。
2012シーズンにケルンから浦和レッズへ期限付き移籍し、翌シーズンより完全移籍。浦和では公式戦通算418試合に出場した。2016年のリーグカップ優勝、2017年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝、2018年と2021年の天皇杯優勝などに貢献。2021年の天皇杯決勝では試合終盤に劇的な決勝ゴールを挙げ、タイトルとACL出場権を置き土産に契約満了で浦和を去った。
2022シーズンから神戸でプレーし、加入後2試合目の浦和戦で挙げた劇的な同点ゴールが移籍後初、そして唯一の得点となった。シーズン中盤に負傷した影響もあって後半戦は出場機会を減らしたが、公式戦26試合に出場した。
日本代表では育成年代から活躍。2010年1月にA代表デビューを果たし、2013年の東アジアカップ優勝メンバーとなった。2018年にはFIFAワールドカップロシア大会にも出場。38キャップを数えた。
また、持ち前の明るいキャラクターでも知られ、ピッチ内外でムードメーカーとしての役割を果たした。先日まで行われていたカタールW杯では解説を担当し、元日本代表MF本田圭佑との息ぴったりのトークは人気を博した。
槙野は引退発表に際し、神戸のクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。
「ヴィッセル神戸を愛する皆様へ。私、槙野智章の航海はここで終わりとさせて頂きます。これまで荒波に揉まれながらも、たくさんの方の応援、励ましのおかげでここまでくる事が出来ました」
「ここ神戸という街に上陸し、新しい発見がたくさんありました! それは僕のこれまでの旅で感じられなかった経験や、見つけられなかったモノがここにはありました。僕の宝物であり、財産です」
「幸せな航海でしたよ。皆で大きな船に乗り、旅した1年。そして17年という時間はかけがえのない時間です」
「次の旅の準備は出来てます!! サッカー界のお祭り男 槙野智章 第二章の開幕です」
「最後に一言 ♪どんな事があっても忘れはしない。命ある限り神戸を愛したい♪」
神戸は12月26日12時より、槙野出席による「現役引退および槙野劇場第二章 開幕宣言会見」を開催する。会見の模様は、ヴィッセル神戸公式YouTubeチャンネルにてライブ配信を予定している。
By サッカーキング編集部
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