清水、DF吉田豊が9季ぶり復帰！　名古屋から完全移籍加入「チームを引っ張っていく存在に」

　清水エスパルスは29日、名古屋グランパスからDF吉田豊が完全移籍にて加入することを発表した。

　吉田は1990年2月17日生まれの現在32歳。静岡学園高校卒業後の2008年にヴァンフォーレ甲府に入団した。甲府では2年目から出場機会を増やし、4シーズンに渡ってプレー。2010シーズンにはクラブのJ1昇格に貢献した。2012年に清水へ完全移籍で加入。初年度から主力として定位置を確保し、3シーズンに渡って活躍した。2015シーズンからの4シーズンはサガン鳥栖でプレーし、2019年に名古屋へ加入。初年度、2年目は明治安田生命J1リーグで30試合に出場し、左サイドバックを主戦場に中心選手として活躍した。2021シーズンは明治安田生命J1リーグ全38試合にスタメン出場。JリーグYBCルヴァンカップでも5試合のピッチに立ち、クラブ初の同タイトル獲得に大きく貢献した。2022シーズンに入ると出場機会が減少。最終的には明治安田生命J1リーグ15試合の出場にとどまっていた。

　4シーズンに渡って在籍した名古屋からの退団が決まり、吉田はクラブ公式HPを通してコメントを発表。ファン・サポーターに向けて感謝の想いを記した。

「このたび、清水エスパルスに移籍することになりました。この4年間たくさんのことを経験し、ファミリーの皆さんと共に闘えたことを誇りに思います。そしてタイトルを獲得できたことは僕の一生の宝物となりました。これからも猪突猛進し、より強くなり、また豊田スタジアムでプレーできることを楽しみにしています。名古屋グランパスに関わる全ての皆さん、4年間本当にありがとうございました」

　一方、9シーズンぶりの復帰が決まった清水のクラブ公式HPでは、以下のように意気込みを語っている。

「皆さん、お久しぶりです。9年ぶりに復帰させていただくことになりました吉田豊です。9年前は偉大な先輩方の背中を見て、たくさん学ばせていただき成長することができました。今度は僕がその先輩方に近づき、チームを引っ張っていく存在になれるよう努力していきます。清水エスパルスのいるべき場所、J1へ1年で復帰できるよう精一杯頑張ります。よろしくお願いします」