長友佑都がFC東京との契約を更新 [写真]=清原茂樹
FC東京は12日、日本代表DF長友佑都と2023シーズンの契約に合意したことを発表した。
新シーズンも“青赤”のユニフォームを身に纏って闘うことを決めた長友は、FC東京のクラブ公式HPを通してコメントを発表。「ワールドカップの戦いの最中、正直なところ未来については何も決めていませんでした」と率直な心境を明かしつつ、現役生活を続けることを決断した理由を綴った。
「大会を終えてしっかりと心と体を休ませて自分の人生を今後どうしていくのかをじっくりと考えました。自分自身がどうしたいのかを問いかける中で、まだイメージ通り体も動くし、なによりサッカーに対する偉大なる情熱を再確認しました。また、サッカーを続ける気持ちが固まるにつれて、やはり東京でどうしてもシャーレを掲げたいという熱い気持ちがあらためて湧いてきました」
「夢は情熱から生まれる。Jリーグを、そして東京を今一度盛り上げていき、日本サッカーをさらに発展させたい。そのために、自分の力を全て出し切り、身を粉にして東京のために戦いたいと思います。日本を青赤に染める」
最後には「青赤の魂 長友佑都」という言葉で締め括った。
長友は1986年9月12日生まれの現在36歳。東福岡高校、明治大学を経て、2008年には大学卒業を待たずにFC東京とプロ契約を締結した。ルーキーイヤーから定位置を確保し、J1リーグ29試合の出場で3ゴールを記録。その後もFC東京にとって欠かせない左サイドバックとして活躍を続け、2010年夏にはセリエAのチェゼーナへと期限付き移籍した。2011年1月にはインテルへと期限付き移籍を果たし、同年7月には完全移籍へと移行。イタリアの名門でも不動の地位を確立し、2018年1月にガラタサライへ期限付き移籍するまで“ネラッズーロ”(インテルの愛称)で活躍した。公式戦210試合に出場して11ゴール18アシストを記録しただけでなく、2010-11シーズンにはコッパ・イタリア制覇にも貢献していた。
ガラタサライ、マルセイユを経て、2021年9月には古巣のFC東京へ11年ぶりに復帰。シーズン途中の加入ながらも即座に定位置を確保し、明治安田生命J1リーグで10試合に出場した。2022シーズンは明治安田生命J1リーグで30試合に出場。アルベル・プッチ・オルトネダ監督のもとでプレーの幅を広げた。
また、2008年5月に日本代表デビューを飾ると、その後は不動の左サイドバックとして長年にわたって活躍。FIFAワールドカップ南アフリカ2010を皮切りに、4大会連続でW杯に出場した。2022年11月から12月にかけて開催されたFIFAワールドカップカタール2022では、日本代表のグループステージ突破に貢献。AFCアジアカップ2011では日本代表にとって2大会ぶりとなる優勝の原動力となった。これまでに日本代表通算で142試合出場4得点を記録している。
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By サッカーキング編集部
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