アビスパ福岡は24日、「福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創する」というビジョンの実現を目指したWeb3の新しい取り組み【Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO】の活動を開始したことを発表した。
【Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO】とは、アビスパ福岡と一緒に「Web3×スポーツの力で、福岡から世界に広がるイノベーションモデルを共創する」というビジョンの達成を目指す日本初のスポーツDAOで、ファン・サポーターだけでなく、クラブに関わるステークホルダーと共に、クラブ自身や地域の課題解決・スポーツ界への貢献を形にしていく試みだ。
自律分散型組織“と呼ばれ、ビジョンに賛同する人々が協力して、自律的に運営されるコミュニティのこと。組織内の活動は公開・可視化され、メンバーによる投票等によってDAOの意思決定が行われる。
※実験段階のものも多いため、「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO」では、開始当初はアビスパ福岡が推進していく。
今回は、アビスパ福岡所属選手もアンバサダーとして参加し、一緒に取り組みを盛り上げていくとのこと。日本初のスポーツDAOにチャレンジする事で、スポーツビジネスにおける組織の新しいあり方を提案すると共に、新しいビジネスモデルの確立を目指していく。
■AVISPA DAOアンバサダー
キックオフメンバー
・永石拓海 選手
・湯澤聖人 選手
・金森健志 選手
・小田逸稀 選手
・中村駿 選手
・田邊草民 選手
・三國ケネディエブス 選手
・前嶋洋太 選手
・鶴野怜樹 選手
なお、今回の取り組みに参加するためには、ブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディング「FiNANCiE」において、アビスパ福岡のトークンを購入する必要があり、トークンの追加発行と販売は2月24日13時から4月10日23時までの期間で行われる予定だ。
■Avispa Fukuoka Sports Innovation DAOの活動内容
【1】ファンが主役のジェネレーティブNFT「Avispa Supporters NFTプロジェクト」
Avispa Supporters NFTは、DAOのメンバーが優先的に手に入れることができる特別なデジタルアイテム。1つ1つの見た目が全て異なる、アビスパ福岡を応援するサポーターを具現化したNFTとなっている。
スタジアムではユニフォームがサポーターの証となって一体感を醸成していくが、SNSをはじめとするデジタルの世界ではNFTをプロフィールに設定することで、サポーターとしてのアイデンティティを更に獲得することができる。今回はDAO発足記念として、支援者全員にNFTコレクションをプレゼント(※配布時にDAO運営が指定するトークン数を保有し続けていることが条件)。
【2】アビスパの未来を考える「Avispa Global academyプロジェクト」
トークンホルダーと共にアビスパの若手選手育成、移籍ビジネスの未来について考えるプロジェクト。
ユーストレーニング施設の改善、海外遠征支援、有望選手の海外セレクション参加支援、トークンホルダーのアイデアを元に、育成年代の強化を後押しできることを議論し、福岡から日本を代表する冨安選手を、さらに超える選手を輩出していくことを目指していく。
【3】ベススタ満員を目指す「スタジアム感動体験創出プロジェクト」
スタジアム来場者に熱狂と興奮、そして感動を提供できるかをトークンホルダーだけでなく、所属選手も一緒になって議論して取り組んでいくプロジェクト。
スタジアム周辺エリアから非日常感を創出していくことで、スタジアムに来場した客様に感動をお届けできるようなプロジェクトを目指していく。
【4】サッカークラブの新たな価値を作る「DAO×地域貢献・課題解決プロジェクト」
デジタル上のコミュニティという利点を活かしながら、福岡県外のサポーター、福岡出身者、福岡に縁のある方々や福岡を愛する人々とコミュニケーションすることで、福岡地域の関係人口を拡大し、福岡地域への貢献や課題解決に関わるサポーターを増やし、巻き込めるDAOを目指していく。
By サッカーキング編集部
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