レオ・セアラの先制ゴールを喜ぶC大阪の選手たち
明治安田生命J1リーグ第11節が3日に行われ、17位に低迷するガンバ大阪と上位進出を目指す8位のセレッソ大阪がパナソニック・スタジアム吹田で対戦した。
公式戦60試合目となる“大阪ダービー”は、ホームのG大阪がやや押し気味に試合を進める展開に。そのG大阪は23分、左サイドでFKを獲得。キッカーを務めた宇佐美貴史がクロスと思わせて直接狙ったシュートは右ポストを直撃する。
すると今度はC大阪が一瞬の隙を突いて先手を奪う。28分、右サイドでボールを持った松田陸がアーリークロスを上げると、ボックス中央に走り込んだレオ・セアラが頭で合わせてゴールネットを揺らした。その後は互いに決定機を作り出すことはできないままハーフタイムを迎える。
後半に入ると、1点を追うG大阪が圧力を強めていく。そして56分、ボックス左でパスを受けた宇佐美が縦への持ち出しからマイナスのセンタリングをゴール前へ。ニアサイドに走り込んだイッサム・ジェバリがシュートモーションからスルーすると、後方から走り込んできたフリーのダワンが右足でゴール左にシュートを流し込んで試合を振り出しに戻した。
追いついたG大阪はここからさらに圧力を強めC大阪陣内でプレーを進める時間を増やしていくが、C大阪の守備を崩し切ることはできない。77分にはゴール前での混戦から最後はネタ・ラヴィがフィニッシュまで持ち込むが、シュートはDFに当たって枠を捉えきれない。88分にもファン・アラーノの左足がゴールを襲ったが、C大阪のGKキム・ジンヒョンの好守に阻まれた。
試合は同点のままアディショナルタイムに突入するかと思われた90分、C大阪がワンチャンスをモノにする。カウンターから左サイドを駆け上がる山中亮輔にボールが渡ると、縦へ持ち出してから左足でファーサイドへクロスを供給。このピンポイントクロスに途中出場の加藤陸次樹が頭で合わせ、劣勢だったC大阪が勝ち越した。
G大阪は後半アディショナルタイム、ゴール前でジェバリが決定機を迎えたが、またしてもGKキム・ジンヒョンの好守にゴールを阻まれ、試合は1-2で終了。G大阪は主導権を握っていた時間帯にゴールを奪えなかったことが響き、手痛い敗戦に。一方のC大阪は苦しい試合の中で上位進出に向けた大きな勝ち点3を手にした。
次節、G大阪は6日に敵地で名古屋グランパスと対戦。C大阪は7日に鹿島アントラーズをホームに迎える。
【得点者】
0-1 28分 レオ・セアラ(大阪)
1-1 56分 ダワン(G大阪)
1-2 90分 加藤陸次樹(C大阪)
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By サッカーキング編集部
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