ゴールを決めた西村 [写真]=©J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第14節が各地で行われた。
4連敗で最下位に転落したガンバ大阪は、リーグ2位の横浜F・マリノスとホームで対戦。試合が動いたのは37分、横浜FMがCKのチャンスを迎えると、クロスボールに西村拓真が合わせて先制に成功する。しかし、59分に松原健がこの日、2枚目のイエローカードを受けて退場に。横浜FMは残り時間を10人で戦うこととなった。
それでも79分、ペナルティエリア外でFKのチャンスを得ると、キッカーを務めたのは永戸勝也。左足を振り抜き、直接ゴールを狙ったシュートがゴール左隅に吸い込まれ、横浜FMが追加点。そのまま試合は終了し、勝利した横浜FMは勝ち点「3」を積み上げた。一方、敗れたG大阪は数的優位な状況を生かせず、リーグ戦5連敗を喫した。
首位を走るヴィッセル神戸は井原正巳新監督の初陣となった柏レイソルと対戦。試合の均衡が破れたのは24分、ボールを収めた武藤嘉紀が相手を引きつけてからゴール前にグラウンダーで折り返し、待ち構えていた大迫勇也が冷静にゴールへと流し込んだ。66分、思わぬ形で柏が試合を振り出しに戻す。細谷真大がハーフウェーライン付近で相手DF本多勇喜にプレッシャーをかけると、慌てた本多はバックパスを選択。しかし、勢いよく蹴り出されたボールは想像以上のスピードで神戸のゴールへと向かい、前に出ていた相手GK前川黛也は必死に追いかけたが間に合わず、そのままゴールへ吸い込まれた。結局、試合は1-1のドロー決着。勝ち点「1」を分け合い、神戸と横浜FMの勝ち点差は「3」に縮まった。
3位同士の対決となった名古屋グランパス対サンフレッチェ広島は、キャスパー・ユンカーの2ゴールなどでホームの名古屋が2-1で逆転勝ち。名古屋は2試合ぶり白星を手にし、広島は今季初の連敗となった。また、“好調”鹿島はFC東京と対戦。6分に幸先よく先制点を挙げたものの、28分にディエゴ・オリヴェイラにゴールを許し、鹿島は6試合ぶりの失点。試合は1-1のまま終了を迎えた。
今節の試合結果と順位表、また次節の対戦カードは以下の通り。
■第14節
▼5月19日(金)
北海道コンサドーレ札幌 2-1 京都サンガF.C.
▼5月20日(土)
アビスパ福岡 0-0 浦和レッズ
鹿島アントラーズ 1-1 FC東京
湘南ベルマーレ 0-2 セレッソ大阪
名古屋グランパス 2-1 サンフレッチェ広島
柏レイソル 1-1 ヴィッセル神戸
横浜FC 2-1 川崎フロンターレ
サガン鳥栖 2-0 アルビレックス新潟
ガンバ大阪 0-2 横浜F・マリノス
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 神戸(30/+20)
2位 横浜FM(27/+13)
3位 名古屋(26/+7)
4位 鹿島(23/+6)
5位 広島(23/+5)
6位 C大阪(23/+3)
7位 札幌(22/+6)
8位 浦和(21/+5)
9位 福岡(20/-1)
10位 FC東京(19/-2)
11位 川崎F(18/-1)
12位 鳥栖(18/-3)
13位 新潟(16/-5)
14位 京都(13/-6)
15位 柏(12/-8)
16位 横浜FC(12/-19)
17位 湘南(11/-3)
18位 G大阪(7/-17)
■第15節の対戦カード
▼5月27日(土)
13:00 札幌 vs 名古屋
14:00 神戸 vs FC東京
14:00 広島 vs 湘南
17:00 鳥栖 vs 鹿島
19:00 京都 vs 浦和
▼5月28日(日)
14:00 横浜FM vs 福岡
14:00 新潟 vs G大阪
14:00 C大阪 vs 横浜FC
17:00 川崎F vs 柏
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By サッカーキング編集部
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