FC東京、クラモフスキー新監督就任を発表「我々に恐れるものは何もない」

　FC東京は16日、ピーター・クラモフスキー新監督就任を発表した。また、遠藤洋氏の通訳就任も併せて伝えている。

　1978年10月16日生まれのクラモフスキー氏は現在44歳。これまでにオーストラリア代表や横浜F・マリノスなどのコーチを歴任した同氏は、2021年4月にモンテディオ山形の監督に就任すると、昨シーズンはJ1参入プレーオフ2回戦にまで駒を進め、J1昇格にあと一歩に近づいた。しかし今シーズンはスタードダッシュに躓き、明治安田生命J2リーグ第7節終了時点で解任されていた。

　今月14日に、成績不振により解任されたアルベル・プッチ・オルトネダ前監督の後任として招へいされたクラモフスキー新監督は、クラブ公式サイトを通じて意気込みを示している。

「はじめに、特別なフットボールクラブの監督に就任することを光栄に、かつ誇りに思い、興奮しています。クラブの夢見る場所へ行くためには、多くのことを行わなければなりません。選手、スタッフ、そしてクラブに関わる全てのみなさまとともにハードワークし、その場所へ早く届くように全力を尽くしてまいります。ファン・サポーターのみなさまとの約束は、誰もが恐れるようなチームとなるため、全ての局面におけるプレー精度を磨き上げ、毎試合”東京が熱狂”に包まれるように戦うことです。選手たちは特別なことを達成するための、強いメンタリティを持っています。そして、我々にはスタジアムで魔法のような最高の雰囲気を作り出し、ともに歩んでくれる素晴らしいファン・サポーターがいます。これからも選手たちに熱い声援を送ってください、そして我々は常に情熱を持って戦い続けます。ともに夢を叶え、そしてクラブを成功へと導きましょう。　“我々に恐れるものは何もない”」

　FC東京は、J1リーグ第17節終了時点で勝ち点19の12位に。この成績はJ2に降格した2010シーズンに並んでいるだけに、クラモフスキー新監督の手腕に期待がかかる。なお、同指揮官は今月20日の練習からチームに合流する予定とのことだ。