フットボールの母国で特集が組まれた名古屋グランパス [写真]=清原茂樹
イギリスメディア『ミラー』にて、明治安田生命J1リーグに所属する名古屋グランパスの特集が組まれたようだ。
2021シーズン終了後に、クラブ史上初となるJリーグYBCルヴァンカップ優勝を成し遂げたマッシモ・フィッカデンティ前監督が退任し、後任として長谷川健太監督を迎えた名古屋グランパス。昨シーズンは、前任者が植え付けた“ウノゼロ”スタイルからの脱却に向けて、4バックシステムから3バックシステムに舵を切るなど、試行錯誤を繰り返した。しかし、リーグ戦総得点数は「30」にとどまり、目標としていた50得点には届かず。最終的に、8位フィニッシュでシーズンを終えていた。
それでも、長谷川健太体制2年目となる今シーズンは、優勝争いに絡んだままシーズン前半戦を折り返した。チームに安定感をもたらすDF中谷進之介を中心とした3バックに、MF稲垣祥とMF米本拓司の八面六臂の活躍。MF和泉竜司やMF内田宅哉といった潤滑油の存在も忘れてはならない。そして、FWキャスパー・ユンカーという“ラストピース”が嵌った。すでにリーグ戦9得点を記録し、FWマテウス・カストロ、FW永井謙佑と超強力3トップを築いている。また、GKランゲラックはクラブにおける外国籍選手のJ1リーグ最多出場試合数を更新し、DF藤井陽也とDF森下龍矢の2選手は、自身初となる日本代表に選出された。第18節終了時点で3位につけており、総得点数はすでに「25」をマーク。ここまで喫した黒星はわずか「3」で、この数字は“史上最強のチーム”と謳われる2011シーズンの年間5敗に匹敵する好成績だ。
そんな中で、好調を維持する名古屋グランパスの“風”は、フットボールの母国にまで届いているようだ。イギリスメディア『ミラー』は「アーセン・ヴェンゲルやゲーリー・リネカーの時代を経て、かつての栄光を取り戻しつつある“古豪”名古屋グランパス」と特集。同メディアは「今シーズンのJ1リーグの順位表を見れば、名古屋グランパスが首位を争っているのがわかるだろう。そう言えるのは久しぶりのことだ」としつつ、「2020と2021シーズンの開幕からの一時期を除けば、かつて日本王者だった名古屋グランパスの順位はずっと下位を彷徨っていた。2016年には降格の憂き目に遭いながらも、(翌シーズン)プレーオフを勝ち抜いて復活を遂げた」と2010年代中盤の“暗黒期”について触れた。
昨今の移籍市場では、FWクリスティアーノ・ロナウドやFWカリム・ベンゼマを筆頭にキャリア晩年期に差し掛かったスター選手を数々招聘しているサウジアラビアリーグ。しかし30年前、その“主役”をはっていたのは日本だった。当時発足したばかりのJリーグに、ジーコ氏(鹿島アントラーズ)やピエール・リトバルスキー氏(ジェフユナイテッド千葉)らが続々来日。スター選手の饗宴により、Jリーグが世界中から注目を集めた。
無論、これまでに名古屋グランパスにも名だたる選手が在籍した。その第1号となったのが、W杯得点王の肩書を引っさげた元イングラン代表のゲーリー・リネカー氏だ。残念ながら、ケガに泣かされたこともあり、在籍2年間で通算8得点と鳴りを潜める結果に終始。しかし、その後に到着したドラガン・ストイコヴィッチ氏とアーセン・ヴェンゲル氏の2人は、“レジェンド”として崇められている。後にアーセナルを無敗優勝に導く“名将”と“ピクシー”がタッグを組み、1995シーズンにクラブ史上初となる天皇杯優勝を達成。さらに、ストイコヴィッチ氏は1999シーズンにも同大会を制すると、2010シーズンには指揮官として今度はクラブ史上初となるJ1リーグ優勝に導いた。
最後に『ミラー』は、後半戦の注目選手にも言及。前述したストイコヴィッチ氏の下で、J1リーグ優勝を成し遂げた当時の名古屋グランパスは、楢崎正剛氏や田中マルクス闘莉王氏、玉田圭司氏らを擁していた。とりわけ、同メディアはリーグ戦17得点を挙げて、得点王に輝いたジョシュア・ケネディ氏の存在が大きかったと指摘。その上で、「ランゲラックはドルトムントでユルゲン・クロップの下でプレーし、チーム内得点王のキャスパー・ユンカーは2020年にノルウェーで得点王に輝いた。森下龍矢は2021年のカップ戦で優勝メンバーであり、今や国際的な評価を得ている」と見解を示している。
クラブ史上5つ目となる“輝く星”を目指す名古屋グランパス。24日に行われたJ1リーグ第18節FC東京戦に敗れた同クラブにとって、本拠地『豊田スタジアム』で行われる第19節川﨑フロンターレ戦(来月1日)と、第20節横浜F・マリノス戦(同月8日)の2連戦は絶対に落とせない大一番となる。
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